美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
TEL. 075-211-4984 FAX. 075-211-8994
●教育理念
自由快活な校風のもとで 多様性を尊重し共に高め合い
美の精神をもって 広く社会に貢献できる
高い理想をもった創造性豊かな自立した青年を育成する
教育理念とは、教育の目指す理想の姿です。本校では、教育活動の中で「観ること」「感じること」「考えること」「表現すること」を大切な営みとして取り組んでいます。この営みは、他から強制されたり制約されたりするのではなく、一人ひとりが自由を保障されて上で行うことです。同時に、他の人のこれらの営みについても自由が保障されなければなりません。自分の自由だけを主張するのではなく、相互の自由を認め合うことで「観ること」「感じること」「考えること」「表現すること」を深く、豊かに取り組むことができ、共に成長していけるのです。本校の教育では、そういう意味で「自由」ということを大切にします。そして「快活」とは、元気で生き生きしている様子です。「自由快活」というのは、美術を学び、制作活動、表現活動をしていくことはもちろん、普通教科や探究の学び、そして学校行事など、多感な青年期に発見や思索、仲間と切磋琢磨して成長する場としてふさわしい校風であると考えています。
ひとは皆違っていて当たり前。それぞれの生徒が、まずありのままの自分を認められること、他の生徒のありのままも認めること、その上で、「ありのまま」を受けとめながらただ「そのまま」にしておくのではなく、生徒どうしの学び合いの中で、自己を変革、成長していける学校であることを目指します。
本校で美術を学ぶと言うことは、単に技術を身につけ作品を制作することが目標ではありません。本校では、「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」ことを大切にします。これからの予測不可能な社会で生き抜くためには、他者に依存して答えを待ったり、これまでの経験だけで答えを出すのではなく、自分から主体的に課題を発見し問いを立て、感性を働かせ、深く思考し、自分なりの表現や今までなかったものを創造していく、そういう力がどうしても必要です。本校の教育は、その様な自立した青年を育てていくことを目指します。
本校は、この教育理念に掲げた教育を目指すため、次のような教育目標を立てています。
●教育目標
・多様なものごとに触れ 美しさや本質を見出す
「感じる心」を豊かにする
・主体的に取り組み 広い視野で柔軟に深く思考できる
「考える力」を伸ばす
・幅広い美術の知識や技能を学び 自分の思いや考えを
形にする「表現する力」を高める
教育理念に掲げた青年の育成のためには、「感じる心」、「考える力」「表現する力」を高めることが必要であり、本校では普通教科、美術専門教科、総合的な探究の時間、特別活動において、その目標達成を目指します。目標の中で示した「多様な」「広い視野で柔軟に」「幅広い」という点がとても重要です。美術専門高校の教育は「狭い」「特殊」「将来の進路が限定される」というイメージをもたれていないでしょうか。本校の教育は、そのイメージとは大きく異なります。これからの時代は、アートの力、美意識が必要だと言われています。本校は、普通科高校での学びで重視されていることを「美術で学ぶ」学校です。その上で、感性や発想力、表現力、創造力を大いに磨くことを教育活動で取り組みます。