美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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●教育のICT化(ICT活用教育)
文部科学省は,2016年に策定した「教育の情報化加速化プラン」で、「現代社会において、身の回りのものにICTが活用されていたり、日々の情報収集やコミュニケーション、生活上の必要な手続きなど、日常生活における営みを、ICTを通じて行ったりすることが当たり前となっている中では、子供たちには、ICTを受け身で捉えるのではなく、手段として積極的に活用していくことが求められている。」とICT教育の必要性を示しました。
ICT教育を進めるためには、まずPCやタブレットを生徒が活用できる環境を整備しなければなりません。また学習指導でICTを効果的に活用できるように教員が使用できる機器が整備されていること、活用するスキルを身につけることも必要です。また、情報を取り扱う上でのルールやモラルを遵守することが前提となります。
●本校のICT活用教育の経過
本校では、2014年度にICT活用教育推進のプランを立て、その実践に向けた予算措置を京都市教育委員会に承認していただきました。校内WiFi環境の整備と、学校に40台のタブレット「iPad」の導入が実現し、2015年度から授業に活用し始めました。
しかし、様々な授業で多くの生徒が存分に活用する上でも、教員が使用する上でも学校保有の40台では限界がありました。1台のタブレットを複数の生徒が使用する状況と、生徒ひとり一人が自分のタブレットを持参し学習に活用できる状況「BYOD」(Bring Your Own Device)とでは、学びの可能性,広がりや深まりという点で飛躍的に変わります。
そこで、2016年度の新入生から保護者のご理解を得て、入学時に全員購入していただくことにしました。そして教員側の指導体制も向上させるために学校用の台数を増やすことを実現してもらいました。
生徒個人の学習に留まらず、生徒と生徒の学び合い、生徒と教員の双方向の教材や課題のやりとり、教員どうしの教育研究、情報共有など京都の公立高校の中では、先駆けて進めてきました。中学生対象のiPadを活用した体験学習や中学校との双方向学習、ICT活用教育の公開授業、活用方法の校内研修などにも取り組んできました。
情報を取り扱う上でのルールやモラルについては,「社会と情報」の授業で学ぶだけでなく,様々な啓発を行ったり,生徒の情報モラル委員会の活動により生徒自身が主体的に考え行動できるように指導しています。
※写真
・iPad ・校内教員研修
・中学校への「訪問授業」 ・中学校とオンラインでつながる