美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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●授業再開にあたって (各ホームルーム教室へ放送)
いよいよ8月もあと1週間となり、特別な夏も終盤に入りました。
8月の第1週まで回復授業、そして2・3年生は先週から専攻補習が始まっており、久しぶりに仲間や先生と顔を会わすというわけでもなく、いつになく新鮮さの薄い夏休み明けとなりました。
少し振り返ると、6月初めに臨時休校が終り学校が再開したときの緊張感や慎重さは,夏休みに入る前の8月の回復授業の頃には、ずいぶん小さくなっていました。緊張感や慎重さが変化すること自体は間違っているとは思いませんが、ただただ“コロナ以前”に戻ってしまうことは、この問題の克服を困難にします。“withコロナ”と言われているように、必要な新しい行動を皆と一緒に取組むことで、安全や平穏を取り戻していかなければなりません。
8月6日に文部科学省から「学校における新型コロナウィルス感染症に関する衛生管理マニュアル『学校の新しい生活様式』Ver.3」が発表され,8月20日に京都市教育委員会から「新型コロナウィルス感染拡大防止のための取組の徹底について」という通知が出されました。その内容もふまえて、学校生活で取り組んでほしい重要な点を再度示します。
まず,登校前に自宅で検温し,健康観察の上登校することです。学校ではこの夏休み中に非接触型の優れた性能の検温装置を導入しましたので,家での検温に加えて,学校玄関に入ったら必ず消毒と顔認証検温装置で検温してください。そして,
1.基本的にマスクを常時着用すること。とくに身体的な距離が確保できない場合は必ずマスクを着用すること。
2.但し,暑さや息苦しさなど身体的な支障が生じる場合は,健康面を優先して,他の人との距離を確保しながらマスクを外すなど臨機応変に対応すること。
3.食事の際は,マスクを外すので,特に他の人との距離を確保すること,近い距離で対面で食事をすることを避けること,マスクを外しているときに大声を出さないことなどをしっかり守ること。
4.授業の前後,食事の前後,トイレ使用の前後,登下校の際には手洗い・手指の消毒を行うこと。
5.教室や実習室の机は,終了時に各自が設置してある除菌シートで拭いておくこと。
皆さんも,私たち教職員も,感染しているのに無症状かもしれない,そういうことを念頭におきなががら,自分と周りの人の感染リスクを極力抑えるために、ぜひ以上のような対策を怠らず続けてください。もし,生徒や教職員で感染者,濃厚接触者が出たとしても,学校として必要な対応を丁寧にしていきます。本日そのことを説明した文書を用意しましたので,担任の先生から配布してもらいます。持ち帰って必ず保護者の方に見せてください。ホームページにもアップします。
残念ながら、感染者や濃厚接触者が、あるいはその家族や職場・学校の人が批判・攻撃されたり,排除されたりすることが起こっていますが、あってはならないことだと考えます。新型コロナウィルス感染症については,それぞれがそれぞれの立場でできる精一杯の対策を行いながら,周りの人への気遣いと思いやりをもって日常生活を続けていく姿勢が必要です。
本日、生徒の皆さんとともにもう一度大切なことを共有し、授業を再開します。一日一日を丁寧に過していきましょう。
2020年8月25日
校長 吉田 功