美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
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●「3・11東日本大震災」から10年目
2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年が経ちました。この大震災により,家屋の倒壊,火災,そして大津波,福島第一原子力発電所のメルトダウン発生で甚大な被害が出ました。10年経ちましたが,今も住んでいた場所から避難し生活されている方がは4万人を超え,行方不明のままになっている大切な人を探している方もおられ,復興途中の場所も存在します。亡くなられた方にあらためて哀悼の意を表するとともに,多大な被害により,今も様々な辛い思い,悲しい思いをされている方々にお見舞い申し上げます。
●震災後の高校生の活動
大震災発生後の翌年,美術を専門に学んだり部活動に取り組んでいる高校生が,何か被災者の心を癒し力になることができないかを考え,「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトには,宮城県宮城野高等学校美術科,東北生活文化大学高等学校美術・デザイン科,宮城県仙台二華中学校高等学校美術部,北海道おといねっぷ美術工芸高等学校とともに,本校生徒も共同で参加しました。本校では,生徒会が「あなたの絵を贈ろう」と呼び掛け,生徒が描いた作品を被災者にプレゼントする取り組みに参加しました。また,本校の代表生徒を夏季休暇中に派遣し,被災地を見学するとともに,宮城野高校の生徒とともに仮設住宅を訪問し,住民の方からお話を聞いたり,アートのワークショップをしたりという活動を行いました。夏季休暇中の本校生徒の代表派遣と,宮城野高校美術科との交流はその後も続き,宮城野高校の生徒が修学旅行で京都に来られる際,秋の本校美工作品展を見学・観覧していただき,学校で本校生徒と交流会を行ってきました。宮城野高校ではこの活動を『復興へ!高校生が架ける虹のアートプロジェクト』という冊子にまとめていただきました。