美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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●11日(木)1年生総合的な探究の時間「探究1」 午前
1年生総合的な探究の時間「探究1」の特別授業として、昨日の東京・森美術館とのワークショップに引続き、水戸芸術館のご協力により特別授業を行いました。
水戸芸術館では、東日本大震災から10年ということで「3・11とアーティスト:10年目の想像」という展覧会を開催されています。これまで実施してきた東京富士美術館、森美術館と同様、水戸芸術館も、本来であればこの3月に美術研修旅行として、現地を訪問して学習する予定でした。新型コロナウイルス感染症への対応から研修旅行は実施できなくなりましたが、奇しくもこの11日に水戸芸術館とのワークショップが実現しました。
「想定外」と言われた東日本大震災、福島第一原子力発電所のメルトダウンとその甚大な被害。今回のワークショップでは,「想像力の欠如」から脱して「想像力の喚起」へ向かう芸術の本質的な役割について考えながら「想像する させる 記憶を引き継ぐ」というテーマで、相手の語りを受けとめ想像し語り継ぐことを経験しました。水戸芸術館の主任学芸員の竹久侑さんに水戸芸術館の活動を紹介していただき、今回の展覧会の意義についてお話をしていただいた後、瀬尾夏美さんの震災後の活動をお話しいただき、ワークショップを始めました。自分の地元や大切な場所について語るメモをつくりペアで語る側と聴き取る側を交替で経験した後、相手の語りを「私は」を主語にして自らが語りました。その後グループ内で朗読し合いました。Zoom で水戸芸術館とつなぎ、生徒の活動の様子を講師の先生にも聞いていただき、双方の対話も行いました。