美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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11/13(土)10:30より,25号教室にて,キャリアアップスタディ2021主催講演会『小山汀奈先生による 「自分らしくいきるとは」』を開催しました。第1部の講演会は,CEOとして経営されている伝統産業を世界発信する『Pieces of Japan』のコンセプトやプロダクトについての説明と,ジェンダー意識の遅れている日本で,女性として自分らしい道を創っていくことの可能性についてのお話から始まりました。スイスで成長された小山さんが何を感じながら学生時代を過ごし,何を学ばれたかについてのお話,その後Twitter社勤務時代の学びや気づき,その後起業されたきっかけについてお話は展開し,自分を大切にし,自分を知ることは「幸せになる方法」であるというお話をしてくださいました。
第2部は,自分を知るための「パーソナリティテスト」のワークショップを行いました。テスト結果をもとに順番に並べた色シールを各自が身につけ,気づきを参加者同士で対話しました。自分を知ることで,今の自分を変えることができ,他の人の助けや力を得ることもできる。自分がこうしたいという方向へ進んでいける。そう,小山先生はおっしゃっていました。
参加生徒はそれぞれ,今の自分にとって大切な気づきを得ることができました。「ティナ先生の生い立ちを知って,こんな生き方もあるんだと参考になった」,「海外の風にあたることは大事だなと思った」,「自分の思い込みや,社会・周りの空気にのまれていたので,『自分を見つける』『自分とはなにか』と考えても結論に結び付けられないでいたが,たくさんの人と話して自分の意見も話すと,はっきり形が見え,一人で考えているより視野を広げるよい機会だった」,「自分に合った職場が見つからなかった場合,自らまたは複数で起業するというということは,将来の考えに入ると思った」,「今,大学についてたくさん調べているけれど大学が目的ではなく,その後の人生に影響を及ぼす一つの要素なのだと感じた。もっと長い目で見て,自分らしさを考えていきたい」
また,キャリアアップスタディのメンバーは,8月にワークショップ(グローカル人材開発センター様のご協力)で学んだ「グラフィックレコーディング」のスキルを活かし,講演会を記録しました。「最初は書くことに必死だったけど,だんだん自分の思いも描けるような余裕がでてきた。大事なことはなにか,と自分が思うことが,グラレコにも理解にも活きるということに気づいた」(グラレコを実践した生徒),「可視化することによって,講演の要点がハッキリ見えるのでとても便利だと思った。複数のグラレコを見て,この人はここが大切だと思っているのかなど,他の人の考えもわかった」(グラレコを見た感想) 運営についても,進行や挨拶,準備・後片付けなどもメンバーが担ってくれました。
小山さんからたくさんの刺激をいただき,来てよかったという参加者からの声が多数あがっていました。小山さん,ありがとうございました。
*講演会は,京都高度技術研究所 地域産業活性化本部様のご支援をいただき, 若者のアントレプレナーシップ(起業マインド)の醸成を目的にした講演としても実施させていただきました。