美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
TEL. 075-211-4984 FAX. 075-211-8994
本日7日(水)のLHR時に、1・2年を対象に人権学習を実施しました。
今回の人権学習の目的は、来年4月の移転を前に、「部落差別(同和問題)」について正しく学び、被差別の歴史をもつ同地域のことを知り、この地域に建つ学校の生徒・教職員として正しい人権感覚を身に付け、自分や周りの方を守る力、理不尽なものの見方や考え方を見分ける力を身に付けることを目的としています。
講師には、京都市教育委員会学校指導課参与の初田幸隆先生をお招きし、「新しい学校」への扉を開ける~学校移転を人権の視点で見る~というテーマで講演をしていただきました。
講演では、世界で起こっている人種差別や人権問題を取り上げた後、「人権とは何か」を生徒と一緒に考えたり、日本国憲法における基本的人権について読み解いたりしました。
その後「同和問題」「部落差別」の問題についてできるだけ分かりやすく生徒たちに向け講義をしていただき、また、近世から始まる日本、京都、崇仁地域における身分制度や人権差別などの歴史についてもをお話しして頂きました。
講演の最後には、このような過去からこれまでの崇仁地域の歴史や成り立ちを知ったうえで、この地にある学校に通いながら新しい街づくりに参加していくことになることや、人類が目指すWell-beingの実現のためにも、SDGsで掲げる17の目標の達成をするために、人権の視点で物事を見ることや、人権を尊重した態度が最も重要になることを伝えていただきました。
生徒たちは、本当に真剣に講演の話を聞いており、一人ひとりが自分事として捉えてくれているようでした。
今後も、このような人権研修を続けていきます。
講演終了後、本校名和野校長より謝辞と生徒に向けてメッセージがありました。