美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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11月17日(火)3限4限、3年アート・フロンティアコースの総合的な学習で、本校吉田功校長によるiPadを用いた授業が行われました。
長野県にある戦没画学生の作品を展示する「無言館」がテーマです。無言館は、戦前、美術学校を卒業したあと生涯にわたって芸術活動に取り組もうと思っていた青年が、出征、戦死してしまった、その作品が展示されています。無言館がまとめられた「戦没画学生人名録」には、生徒の先輩で、本校の前身、京都市立美術工芸学校の卒業生も数多く掲載されています。
今夏、無言館を訪れその作品に出会ってきた校長が、その作品と戦争の歴史的経過について授業を行いました。授業のいくつかの場面でiPadを使って、生徒がコメントを投稿し、全ての意見をリアルタイムでスクリーンに表示する、という方法を取り授業を進めました。
生徒は、同じように美術を学んでいながら戦死した青年と、戦争という歴史的な事実と向き合った2時間でした。最後に、先輩にあたる3名の戦死した方の作品で、本校の収蔵しているものを教室に展示し、鑑賞しました。