美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
〒604-0902 京都市中京区土手町通竹屋町下る鉾田町542[MAPを見る]
TEL. 075-211-4984 FAX. 075-211-8994
鴨川河畔の桜が満開となり,まさしく桜花爛漫の季節,令和2年度が始まりました。
今年になって新型コロナウィルス感染症の世界的規模での拡大という社会情勢の中、懸命な医療活動だけでなく、イベントの開催や外出の自粛・中止、学校では臨時休校や学校行事や教育活動の計画変更など、これまで経験しなかった規模の対応・対策に追われる日々が続いています。
数か月前は予想もしていなかった社会問題に向き合い、新年度をスタートすることとなりましたが,入学、進級という大きな節目の時期、社会状況と向き合い必要な対応・対策をしながら,生徒が心新たに期待と希望をもって学校生活が送れるようにしたいと考えております。。
1880年、明治13年に京都府画学校として創立以来、美術専門教育を行う学校として歩んできた本校は、今年度で140周年を迎えます。また戦後日吉ケ丘高等学校美術課程として普通科と併設の時期を経て、創立100周年を迎えた1980年、再び美術専門学科単独の高校として、現校地で教育活動を始めてから40年目となります。そして京都駅東部崇仁地区への京都市立芸術大学の移転とともに、3年後の2023年4月には本校も新築移転をする予定で、本校は現校地と同じように東山を望む鴨川河畔で教育活動を始めることとなります。
予測不可能と言われる時代、社会の大きな変革の時期に、感性を高め、ものをしっかり観察して問いを立て、深く思考し、豊かな創造力で表現をしていくというアートの営みが今まで以上に重要になってきています。その様な社会状況をふまえ、本校は、これまでの歴史と伝統を大切にしつつ、これからの美術専門高校の在り方を検討し、今年度より教育理念、教育目標を新たにいたしました。
本校は、未来を拓く創造性豊かな自立した青年の育成のため、一層豊かな教育活動を進めて参ります。皆様のご理解、ご支援をどうかよろしくお願いいたします。
令和2年(2020)4月1日
校長 吉田 功