美術を通して、これからの時代を生き抜く力を磨く!
美術工芸科
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銅駝生の皆さん
4月8日,午前に入学式を行い92名の新入生を迎えました。午後の始業式は放送での実施となりましたが,進級した2年生,3年生の声を聞くことができました。変則的ではありましたが,つかの間の学校の“日常”でした。あの顔,あの声,生徒の姿,息づかいを感じて,学校は生徒がいてこその場所,生徒がいてこそ学校が成り立っているのだとあらためて思いました。
新年を迎えた当初,新型コロナウィルス感染症がこれほどまで拡大し,世界的な規模で不安と混乱を引き起こすとは思いませんでした。学校では,これまで皆さんの協力や保護者のご理解を得ながら,この問題に向き合,様々な対応をしてきました。一方で,新年度の様々な教育計画も時間をかけて検討し,丁寧に準備を進めてきましたが,事態の変化により,計画の中止や延期,再検討を迫られる毎日が続いています。生徒の安心や安全,教職員の安心や安全を守りながらどうすれば「学校」という場,学びと成長の場を保障していけるか,一所懸命考えています。
社会全体を巻き込んでいる問題なので,学校単独で判断できることは限定されますが,国や京都市から出される通知に基づきながら,銅駝の教職員が協力して,何ができるか,どうすればできるかを検討し,皆さんに発信していきます。タブレットiPadの活用も進めます。1年生は,設定を済ませたiPadが手元にない状態になっていること,また家庭でのWiFi環境の状況を掌握することを行い,対応を考えます。臨時休業中も,皆さんが主体的に考えて取り組める学びはどんどん進めてください。そしてその様子を知らせてください。
臨時休校中であっても,学校と皆さんが,教職員と皆さんが「つながっている」ことを大事にします。皆さんの不安や悩みを共有しながら,日常とは異なる形で学びと成長を支えていきたいと考えています。始業式では,感染拡大の面からも,感染防止の面からも,私たちは見知らぬ人と「つながっている」と言いました。身近な人を大切にし,見知らぬ人にも思いをはせ,一日も早く「日常」を取り戻せるよう,自分ができることをしっかりやりましょう。日常の検温,健康観察は必須です。学校ホームページもしっかり見てください。何か気になることがあれば,学校に連絡してください。
臨時休校中も,銅駝の鼓動は止まっていません。あの顔,あの声,皆さんに思いをはせ,眼差しを向けています。
2020年4月13日
校長 吉田 功