「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
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3月13日(土),京都市立中学校に通う2年生のみなさんを対象として,授業体験会を実施いたしました。
今回の授業体験のテーマは「ワクワクがいっぱいの世界」で,身近な疑問についての解答を導き出すために,グループの仲間といろいろな方法について話し合うというワークショップを行いました。
参加した中学生40人を2つの教室に分け,1つの教室に5グループとして,それぞれのチームに本校生2人がチューターとして入り,クイズに挑戦しました。クイズの解き方は「フェルミ推定」という方法を使用しました。「フェルミ推定」とは,日本全国のマンホールや電柱など実際に調査することが難しい量を,いくつかの手がかりから論理的に推測し概算するというものです。
今回の体験授業では,「日本全国にはいくつコンビニがあるのか」というクイズを (1)京都府にあるコンビニの数,(2)日本全土の面積,(3)日本国内にあるコンビニの種類数という3つの手掛かりから解いていきました。「フェルミ推定」では答えのない疑問を推論しますが,今回は解答のある疑問を選び,達成感も得られるようにしました。
解いていく過程を各グループがホワイトボードに記入していき,最後に各グループからその過程を発表していくことにしました。また,タブレットPCを使用して,調べることもできるようにしました。
各グループでは,慣れるにしたがって中学生からいろいろな疑問が出てきました。「京都府にある全コンビニの数を出すにはどうしたらいいかな」などから始まり,「京都府では12?に1軒セブンがあることになるよ」と概算を考え,熱く解き方を語る中学生もいました。
最後に,各グループの中学生がグループで考えた過程とグループで概算した数字を発表しました。他のグループの発表を聞いて,「おー」や「えー」というように顔を見合わせるグループもありました。
この授業の準備をしているときに,「中学生がフェルミ推定を理解してくれなかったらどうしよう」,「意見を言ってくれるかな」など,高校生は時間をかけて話し合い,それぞれの生徒が中学生から意見や疑問を引き出す方法を考え,高校生にとっても大変貴重は経験になりました。
そのあと,学校の概要説明として,生徒会による学校紹介や部活動紹介ムービーをさせていただきました。
この授業体験や学校紹介に参加してくれた中学生のみなさんが,塔南高校に入学し,様々な場面で活躍する日がくることを楽しみです。塔南高校は,みなさんにお会いできる日を楽しみにしています!