「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
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8月1日から2日間,聖護院御殿荘で科学部の合宿が行われました。今年の合宿の内容は,学ぶ意欲を高めるための主体的・協働的な学習と「科学の甲子園」の実験競技を参考にした探究活動です。
1日目は,まず数学・国語・英語・化学の学習です。数学は部長の3年生古川君が講座のリーダーとなり,授業で学ぶことのない「非ユークリッド幾何学」に挑戦しました。生徒はこれまでに学んだ数学との違いに戸惑いながらも,意欲的に新しいことを学ぼうとしていました。他の教科では,講座のリーダーが問題を準備し,全員で解いてから解答について議論する方法で,学習に取り組みました。(写真左)
夕食後には,京都大学,大阪大学,大阪府立大学,同志社大学,立教大学の大学院生や大学生の方8名との交流を行いました。生徒は,大学生活についてお話を伺ったり,受験の経験をお聞きしたりすることを通して,自分の将来や進路の可能性を狭めずに大学受験と向き合い,勇気を持って挑戦することの大切さを学び,勉強のモチベーションを大いに高めていました。(写真中)
探究活動は2チームに分かれて,「科学の甲子園」と同様の実験の対抗戦を行いました。実験は,箱の上に取り付けたすべり台の上から鉄球を転がし,すべり台の下に静止しているガラス球に衝突させ,2球が床に落ちた地点から2球の質量比を求めるというものです。
物理の基礎的・基本的な知識を実際の現象に対して活用し,課題解決することが求められますが,2チームとも大苦戦。着眼点が良くても答えが出せなかったり,答えは出たけれど値が大きくズレたりして,結局引き分けになりました。生徒は,自分の知識を活用する力にまだまだ課題があることを知ることができました。(写真右)
2日目は,各講座のリーダーが準備した数学・国語・英語の模擬試験問題に取り組んだり,積極的に議論しながら物理や国語の大学入試問題に挑戦しました。
わずか2日間の合宿でしたが,とても密度の高い有意義な時間になりました。