「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
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5月30日(火)18時から,京都大学本部構内にて行われました地球環境に関する座談会に本校2年生2名が参加し,大学生と約1時間にわたって語り合いました。
これは,「びっくり!エコ新聞」(京都市市民協働発電事業の受託団体である「一般社団法人びっくりエコ発電所」が,一人一人の日々の行動や暮らしが変わる契機とするべく,子どもや家庭に対して継続的に環境に関する情報発信を行うツールとして発行しているもの。年2回,7月と1月に約13万部発行。)の特集企画として行われたものです。
今年,「京都議定書」20周年を迎えます。この間さまざまな取組が進められ,現在の「パリ協定」にも至っているわけですが,これまでを振り返り,次の20年に向けて考える出発点として,まずは若者目線で環境(問題)について感じていることを率直に語り合おうという趣旨で,世代の近い大学生・大学院生5名(いずれも「エコ~るど京大」所属の京大生)と高校生(本校教育みらい科2年生の早川優希さんと松本仁さん)が,浅利美鈴先生(京都大学大学院地球環境学堂准教授)の研究室に集まりました。
自己紹介や「びっくり!エコ新聞」及び「エコ~るど京大」の説明の後,大学院生の司会進行により,環境問題についての印象や捉え方,20年後,もっと先の世界などについて意見交換を行いました。
詳細は来月発行予定の「びっくり!エコ新聞」第1面を御覧いただければと思いますが,高校生たちは,「SDGs(Sustainable Development Goals)」(=17の目標と169のターゲットからなる持続可能な開発目標)といった“新出単語”に触れたり,大学での研究の面白さについて学生の皆さんからお話を聞いたりして,刺激に満ちた1時間を過ごしたようです。
参加生徒は,「今回の座談会を通して,環境問題に対して改めて考え直すことが出来ました。アメリカのパリ協定脱退表明など環境問題改善から遠ざかる動きも出ている今だからこそ,環境問題を見直すべきときではないかと思いました。」と感想を述べていました。
この経験をもとに,自分自身の日頃の行動を今一度見直すとともに,家族・友人等,周りの方々にも良い影響を及ぼしていけるようにしてください。
貴重な機会を下さいました「びっくり!エコ実行委員会」の皆様,有難うございました!
【参考】
[京都市市民協働発電]
再生可能エネルギーである太陽光の利用を拡大するため,市民誰もが参加できる仕組みとして創設され,「環境先進都市・京都」の強みを生かし,「エネルギー創出・地域循環のまち」「低炭素・循環型まちづくり」「エネルギーの地産地消を通じた地域の活性化」を実現するものです。
京都市が選定した団体(「一般社団法人びっくりエコ発電所」「一般社団法人市民エネルギー京都」の2団体)がそれぞれ運営主体となって平成25年3月から順次設置・運営を行っており,現在では計9施設(発電出力計約390kW)を数えるまでになりました。
[京都議定書]
平成9(1997)年に京都で開かれた「国連気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)」で議決された議定書。地球温暖化の原因となる,「温室効果ガス」の一種である二酸化炭素等について,先進国における削減率を90年を基準に各国別に定め,共同で約束期間内に目標を達成することを定めたものです。
[エコ~るど京大]
エコ×世界(ワールド)からの造語。エコ~る(École)とはフランス語で学校を意味し,“京都大学の中でエコを学ぶ学校を期間限定で開校する”という意味も込められています。
環境・サステナビリティ問題への気づきや学び,出会いの場を目的に,多様な関係者がわいわいがやがや話し合いながら様々な企画を展開しておられます。
[写真]
1枚目 座談会の様子
2枚目 終了後の集合写真