「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
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11月21日(火)1年普通科「総合的な学習の時間」の第18回目を行いました。
第16回から考える力、伝える力の向上を目指し、「クリティカル・シンキング」の手法を学んできましたが、今回はその最終回となりました。
前回までに学んだ「ピラミッド構造」を使って情報を整理し相手にわかりやすく伝え、さらに自分で考え表現することを4人~5人のグループで練習しました。
まず、前回の復習として、ある質問をより相手にわかりやすく伝えるために、「枠組み」(=選択の基準)を作ることから授業が始まりました。今回の質問は、「Aラーメン屋さんかBラーメン屋さんのどちらに行く?」という身近な質問から「A企業かB企業か、どちらに就職したい?」という生徒にとっては難しいものまでありました。
生徒は、AかBの選択の基準となる「枠組み」をそれぞれのグループで話し合い、様々な意見を出していました。特に、就職したい企業に関しては「企業内での上下関係」や「企業の場所や環境」など具体的に考えていました。
そこから、枠組みごとに整理した情報をもとに、4段階評価などで考えることにより、客観的に判断するということを学びました。
次に、生徒は自分で「問い」を立て自由に「枠組み」を作る作業を行いました。「マンションを買うか、一戸建てを買うか?」「10年来の友人からの遊びのお誘いか、最近できた彼からのお誘いのどちらを選ぶか?」など、グループによって「問い」の種類が全く異なり、多岐にわたる「問い」が出ました。また、その「問い」に対する「枠組み」も、様々なものでした。
人生は選択の連続です。自分で問いを立て、自分なりの答えを出す必要があります。総合的な学習の時間も、内容が濃くなってきました。時には難しい課題を与えられることもありますが、生徒は与えられた課題に一生懸命に取り組んでいます。今はまだ、机上の課題ですが、これからの人生でこのような選択の経験を積み重ねて主体性を高め、人生を決めていったほしいと思います。