「なりたい自分」を探し、深める!
普通科・教育みらい科
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11月1日(木)午後5時30分から金剛能楽堂にて行われました,京都市立高等学校「能楽鑑賞会」に,本校からも1年生41名,3年生5名が参加しました。
「京都市立高校生の伝統文化体験事業」の一環として行われていますこの「能楽鑑賞会」は,京都市教育委員会主催・一般社団法人京一商西京同窓会協賛により行われているものです。今年度は,市立高校及び総合支援学校計10校からの希望者約300名が鑑賞しました。
能楽鑑賞会は,「解説及び体験」,狂言「附子」,休憩をはさんで能「船弁慶」という番組構成で,約2時間にわたり熱演を繰り広げてくださいました。
能楽体験会では,各校から代表1名の生徒たちが白い靴下に履き替えて舞台に上がらせていただいて,基本の立ち方やすり足での進み方を実際に行いました。生徒たちはほとんどが能楽鑑賞は初めての経験でしたが,京都御苑の西に建つ金剛能楽堂というすばらしい舞台で,場がもつ「力」を直接感じとりながら,日本文化の粋である能・狂言を,同じ京都市立高校で学ぶ仲間とともに鑑賞し,日本文化の懐の大きさや良さを再発見する大変良い機会となりました。
生徒たちの感想文を一部ご紹介します。「映像で少し見たことがあったが,実際に目の前で見ると音が直接響いてきてその迫力に興奮した。」「狂言の演者の方の動きや声の出し方,そして表情も場面によって変化して面白かった。」「能では前半の静かで清らかな舞から打って変わって,後半で平知盛が足音を激しく出しながら動いている荒々しい様子はとても印象に残った。」「室町時代から続くものだが,現代のドラマや劇でも活かされているような空間の生み出し方で面白かった。」「能と狂言の雰囲気の違いに驚いた。ともに違う面白さがあって,また鑑賞したいと思った。」
今後の活躍が期待される若い生徒たちが,それぞれの心と体に脈々と流れている日本の伝統や文化に関心をもち,芸術への造詣を深める第一歩となったことと思います。まことに有難うございました。