Kyoto City High Schools

2021.07.29

 

グローバルリーダー育成研修の報告（その１）

　７月２７日（火）、グローバルリーダー育成研修が始まりました。市立高校９校から４４名の生徒が集まり、 SDGsについての学びをスタートしました。
　例年は海外での研修を実施していますが、今年度はコロナ禍の中，国内での研修プログラムを企画しました。

　プログラムのテーマは，「ＭＹ ＡＣＴＩＯＮ！行動にうつすＳＤＧｓ」。

　ＪＩＣＡ関西の協力の下，ＳＤＧｓの達成に向け，国内外でビジネスや国際貢献で活躍する方々を講師に招き，ワークショップや海外からの中継も交えたプログラムを実施し，市立高校生が，社会で活躍する方々や同じ世代の仲間と交流し，視野を広げ，ＳＤＧｓの推進を自分事として捉え，行動にうつす貴重な機会とします。
　また，研修修了後には，参加生徒がチームを組んで，ＳＤＧｓの推進に向け自分たちにできることを考え企画した活動を学校や地域，イベント等で実践し，成果を発表する予定です。

　１日目（７月２７日（月））の内容は，「ＳＤＧｓカードゲーム」と「アフリカの戦争と私たちの生活とつながり」です。
　認定ＮＰＯ法人テラ・ルネッサンスの栗田佳典さまに講演していただきました。
　主な関連SDGsは，８．働きがいも経済成長も，１２．つくる責任つかう責任，１７パートナーシップで目標を達成しよう　です。　

　関連初日ということもあり、生徒たちはやや緊張気味でしたが、時間が進むにつれて段々と雰囲気が柔らかくなっていきました。
　SDGsゲームでは，違う学校から集まった初対面の生徒たちがグループになり、課題に向けて和気あいあいと話し合いながら取り組んでいる様子がとても印象的でした。大勢の前で堂々と発表する生徒も多くいて、普段の学校生活ではなかなか見せない表情をみることができました。
　また，コンゴ民主共和国での武装勢力による村人たちの攻撃・殺害の現状や，現地の人々の生業とする仕事が我々の身近にある製品等に繋がっていることを学び，消費者としての問題意識や今自分にできることについて考えていました。

　プログラムはあと４回。生徒たちの熱い挑戦が続きます。