〒604-8161 京都市中京区烏丸通三条下ル饅頭屋町595-3 大同生命京都ビル7階
TEL. 075‐222‐3767(学校指導課)
3月9日(土)・10日(日)の両日、京都市勧業館「みやこめっせ」1階で行われました「京の名匠 春秋会展」(京都市伝統産業技術功労者作品展)のお茶席において、市立高校6校の生徒計35名が合同で、和装にて御来場の皆様に呈茶をさせていただきました。
当日はまず、着物の着付けから始まりました。プロの着付師の方々の手際よさに生徒たちの気持ちが高まります。着付けが終わると、いよいよ会場に向かい、おもてなしの準備を始めます。学校・学年・経験もさまざまな中、道具やお菓子を用意したりお点前の当番を決めたりと、準備の時間はあっという間に過ぎていき、お茶席が始まる時間になりました。
京都市伝統産業技術功労者として顕彰されていらっしゃる匠の皆様の作品群に囲まれながらの、見事なお茶碗を使わせていただいてのお茶席ということで、開始当初、生徒たちは大変緊張していました。時間がたつにつれて徐々に落ち着き、またお越し下さった方々から温かいお言葉もかけていただいたおかげで、夕方までの限られた時間でしたが、楽しく豊かなひと時を過ごすことができました。
このような機会を作ってくださった春秋会および各関係団体の皆様、お越しくださいました皆様、そして生徒たちを支えてくださった裏千家諸先生・各校顧問の先生方、誠に有難うございました。
【参加校】
9日(土)堀川、西京、塔南・開建
10日(日)京都工学院、日吉ケ丘
※10日は、京都工芸繊維大学茶道部の皆様にもご参加いただきました。
[春秋会展について]
「春秋会」とは、京都市から「伝統産業技術功労者」として顕彰された皆様で組織されている、優秀な技術者の集まりです。西陣織、京友禅などの染織製品、京焼・清水焼、 京仏壇・京仏具、京人形等、その業種は京都の伝統産業のほとんどを網羅しています。
京都市では、平成13年度に春分の日を「伝統産業の日」と定め、平成14年度から毎年この日を中心に多彩な事業を展開しています。京都市伝統産業技術功労者作品展「京の名匠 春秋会展」はその事業のひとつで、京の名匠による渾身の作品を一堂に展示しています。
◎参考「伝統産業の日2024」集中期間の取組
1 匠エキスポ[終了]
伝統産業の業界団体と連携し、期待の若手職人からこの道を極めた名匠の作品まで、京都の伝統産業の技術が大結集する合同の展示販売会。(「春秋会展」はこの一つとして開催されました。)
2 きものでおでかけ・入場無料[開催中]
京都市内の40施設において、3月の一定期間内にきものでおでかけすると、入場無料の特典が受けられます。(実施期間は施設によって異なります。詳しくは、ポータルサイト「京都の伝統産業」を御覧ください。)
3 関連イベント(京都市内で開催中のもの)
京都美風 『未来の名匠』技の披露展、わかば会作品展これからの伝統産業界をリードする中堅職人「未来の名匠」と伝統の技を受け継ぐ若手職人で構成される「京の伝統産業わかば会」による作品を展示します。
期間:令和6年3月2日(土)~31日(日)
場所:京都駅ビルインフォメーション前