科学技術×夢=∞(infinity) 常にプラス思考で ~「できたらいいな」を「できる」に変える ~
フロンティア理数科・プロジェクト工学科
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7月27日から8月5日(木)までの5日間,京都市立高校グローバルリーダー育成研修が開催され,市立高校9校から44名の生徒が集まり,本校からは2名の生徒が参加して「JICA関西Presents 夏休み集中プログラム」によるSDGsの学びがスタートしました。
例年は海外での研修を実施していますが,本年度はコロナ禍の中,国内での研修プログラムが企画されました。
■日時 8月4日(水)13:00~17:00
■会場 YIC京都貸し会議室
≪風で織るオーガニックコットン≫
「IKEUCHI ORGANIC」の益田晴子様より講演いただきました。タンザニアでの遺伝子組み換えでない綿の栽培をし,徹底した他品種が混同しない品質管理の上,製品の製造にあたっている。風で織るというのは風力発電を利用した製造を行っており,環境負荷を最小限に抑えるための企業努力をされている。2073年までに赤ちゃんが食べられるタオルつくりをめざしておられる。持続可能な開発目標(SDGs)の「12-つくる責任・つかう責任」に重点をおいてすすめられている。
≪途上国から世界に通用するブランドづくり≫
「MOTHER HOUSE]の兼古詩織様より講演いただきました。当時,アジアの最貧国であるバングラディッシュに現状をなんとか打破しようと代表の山口絵里子さんが現地の「ジュート」という材料に目をつけて,製品開発されたのがMOTHER HOUSEの企業のきっかけです。途上国からでも何かいいものを世界に広げられるはずというコンセプトのもと,現在ではバングラディッシュジュートのレザーバッグやネパールの養蚕のストール,ミャンマーのルビー,インドネシアジャカルタの金線からなるジュエリーなど様々な途上国のものを世界に広げようと展開されています。
講演の後には,グループワークを実施されました。
両企業の製品である,「タオル」「レザーバッグ」を廃棄するのではなく再利用・再活用する方法を考えよ。というものがテーマでした。
昨今,大量生産・大量消費がされているなかでSALEをせず,製品の材料や製造にこだわる企業だからです。付箋やポスターを活用して,グループ発表まで行いました。