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創造技術科
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6月24日(土)いよいよ全国高校野球選手権京都大会(7月8日開会式)の抽選会が開催される。我が硬式野球部は統合再編ということで,高校野球連盟の配慮もあり,今年度洛陽工業高・伏見工業高・京都工学院高3校の連合チームで大会に参加することが認められた。洛陽工と伏見工のユニホームで大会に参加するのは今大会で最後ということになる。両校OBの方々の思いを察すると複雑な気持ちになる。両校の最後を締めくくる学年ということもあり,既にわかっていたこととはいえ,甲子園での勝利を目指して全力で白球を追いかけてこられたOB諸氏の気持ちを考えるとかける言葉がなかなか見つからない。「顧問・部員一丸となって全力で大会に挑みます。そして学校も全力をあげて応援します」ということが今の私自身の精一杯の言葉である。
かつて両校ともに選抜の甲子園大会に出場した輝かしい実績がある。プロ野球選手や監督として活躍された先輩もおられる。毎年後輩たちに激励と多大な支援をいただいており感謝の気持ちでいっぱいである。伝統ある洛陽工のユニホームのデザイン『RAKUYO』は今も継承されている。伏見工は私が監督時代に21世紀になり新たな伝統を築きあげたいとの思いから,伏見工野球部OBでもあった当時の部長と相談し,OBの了解を取り,縦縞の現在のユニホーム『FUSHIMI TECHNICAL』に一新した。当時縦縞のユニホームの学校は数少なく,全国でも伝統と実績のある強豪校と言われるような素晴らしいチームしかなかった。縦縞のユニホームにすることは大変な勇気がいったが,逆にこのユニホームを着用して試合に挑む以上,チームに誇りを持つとともに,どんな状況下においても高校生らしくはつらつとした全力プレーをする選手になってほしいという願いがあり,相当な覚悟と使命感を持って一新した経緯がある。恥ずかしいプレーに対しては随分厳しく指導してきた記憶がある。ユニホームに対する思いと野球選手として誰からも愛されるチームになれという思いは誰よりも強いと今でも思っている。
伏見を離れて洛陽に異動したのが8年前,『RAKUYO』のユニホームにそでを通したことはないが,当時教頭としてスタンドで応援してきたので愛着はある。
今の3校連合チームの部員たちに,私自身の勝手な思いや両校OB諸氏の母校のためにという願いを無理に背負わせたくはないが,重圧に感じず,誇りとプライドを持って全力で最後の1球(ゲームセット)までプレーしてほしいと思うのは皆同じではないかと思う。
大会まであと2週間あまりとなり,万感の思いで心境をホームページに掲載させていただいた。
両校野球部OBの皆さん,どうか選手たちにあたたかいご声援と激励をよろしくお願いいたします。そして大変な重責を担うことになった監督・部長や顧問を激励していただければ嬉しく思います。
いよいよ夏 甲子園をかけた戦いが始まります。
魂を込めて 期待を込めて
ガンバレ 洛陽工業・伏見工業・京都工学院高校野球部!!
洛陽工業・伏見工業・京都工学院高等学校
校長 砂 田 浩 彰