社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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12月19日(土)12時30分から16時30分まで,京都大学にて,京都府・京都市両教育委員会と京都大学との連携事業「平成27年度京都大学ウィンターミーティング ~グローバル時代の学び探究~」が開催されました。これは,京都大学との連携指定校に在籍する生徒を対象に,探究的な学習を通してグローバル化する社会に貢献しうる能力や態度を育成するとともに,京都大学の研究・学問・学生生活についての理解や進学意識の向上を図ることを目的として企画されたもので,今年で第2回目の開催となります。本校からは1・2年生希望者4名(2年生1名,1年生3名)が参加しました。
百周年記念ホールで行われました全体会の前半では,嵯峨野・桃山・紫野3校の代表生徒が発表を行いました。どの高校も,学術的でオリジナリティにあふれた発表を披露しており,生徒たち大いに刺激を受けていました。発表者・聴講者双方にとって大変有意義なひとときとなりました。
全体会の後半は,京都大学大学院教育学研究科の南部広孝准教授による御講演です。演題は,「大学入学者はどのように選ばれるのか ~国際比較から考える」。国際比較の視点から大学入試を捉えることにより,生徒たちは,「自分にとっての大学入試」から「世界における日本の入試制度」という広い視野で,世界の中の日本,日本の中の入試を見つめなおしていました。
全体会の後の分科会は,学びコーディネーター(京都大学の大学院生等)による授業や高校生とのディスカッションの時間で,吉田南総合館に会場を移して,9つの教室に分かれて行われました。
「世界史と日本史の接続(経済史から考える)」「歴史から学ぶ漢方医学」「DNAから見る微生物の世界」等の授業テーマが設定されおり,本校生も各自の興味関心に応じて選択した分科会で大学院博士後期課程の学生よる授業を受講しました。いずれも専門性の高い内容についての授業でしたが,意識の高い生徒たちが集まっていたため,全員が知的好奇心を前面に押し出し,真剣なまなざしで授業を受けていました。
最後のディスカッションでは,今回の授業を聞いて新たに疑問に思ったことや,高校での日々の授業で疑問に思っていたことについての質問や,大学での研究や御自身が関心を持っておられることについての質問等が飛び交っていました。
分科会終了後も,たくさんの生徒が目を輝かせながら授業者のもとに集まり,交流を楽しんでいました。