社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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1月14日(木)17時から,部員17人が参加して,西館1階の茶室「松韻庵」にて,茶道部恒例の初釜を行いました。
裏千家から指導に来ていただいている櫻井先生・山元先生が,湯気の上がる釜の前で濃茶を練って下さいました。先生方はお正月用の金銀の茶碗を用意して下さり,普段の稽古とは違う濃茶の所作を教えて下さいました。いつもの練習で点てている薄茶の三倍の量の抹茶を使う濃茶の味はとても新鮮で,晴れやかな新年の一服を楽しむことができました。
今年も昨年以上に,部員一同,稽古に精進していこうと思っています。
[参考]茶室の庵名について
「松韻(しょういん)」とは,松に吹く風の音のことです。
「松風」を意味する語には,他にも
・「松籟(しょうらい)」(「籟」は,竹の笛のこと。)また,松に
吹く風が立てる音に見立てて,”茶釜の湯が煮えたぎる音”の意味
にも用います。
・「松濤(しょうとう)」(「濤」は,大波のこと)
があり,この「松韻」の「韻」は,「互いに響き合って調和する意」
です。
本校校歌の歌詞(1番)に
「愛宕嶺の松の韻(ひびき)は
若人の高き理想(おもい)を
さながらに窓辺にかよふ
西京の古りし甍(いらか)に
新しき光かゝげて
いざ友よともに励まむ」
とあり,この「松の韻」から庵名がつけられました。
すなわち,「松の韻」は「(西北にそびえる愛宕山に吹く風にそよ
ぐ)峰の松葉がさわやかに触れ合うひびき」であり,西京に学ぶ若者
たちの気高い理想と一体になるものとして詠われています。そこで,
古い歴史と伝統に培われた西京に清新溌剌とした進取・敢為・独創の
気風を吹き込む「松韻」を,茶室の庵名としたものです。