社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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3/12(金)2年生の一部の生徒がEP weekで「そうだ美山へ行こう」と題し美山町の自然と現状にふれる機会をもちました。
当日を迎えるにあたって,EP week委員の4人を中心にzoom等を用いて現地の方と打ち合わせを重ねました。活動に携わっていただいた,ブラッキーさん,寺井さん,中島さんありがとうございました。この場をお借りし御礼申し上げます。
当日はバス2台に分かれ出発しました。美山町に到着すると早速,広大な野山の風景に圧倒されました。
午前中は農業体験として小麦の追肥をおこないました。鍬や耕運機を用いて水路を作り,魚粉などが混ぜられた肥料を蒔きました。現在は緑鮮やかな麦畑ですが,6月には穂が実るそうです。
私たちは主に消費者として食材にふれますが,生産者の立場を体験する機会はなかなかありません。今年度は新型コロナウイルスの影響で校外での活動が制限される中で,やっと行われた体験活動に生徒たちは目を輝かせ活き活きとしておりました。
お昼はおかずを現地のお弁当屋さんに依頼し,ご飯は現地で収穫されたお米を薪を利用し屋外で焚きました。生徒たちからは口々に「お米が甘い」「ご飯だけで食べてしまいました」という声が聞かれ,大地の恵みを噛みしめていました。
当日の体験を主に率いてくださった,ブラッキーさんは美術館の展示デザインなどを主に仕事とされ,38歳の時に大阪から美山町に移住されたそうです。分からないことは現地の方に聞き,Cycle seedsという自転車屋を拠点とし10年以上の間,美山町の地域活性に尽力されてきました。
午後からは徒歩でかやぶき美術館へ向かい,講演会をおこなっていただきました。講演会では美山町の現地の方だからこそみえる生きた話をしていただきました。講演後,生徒からは「これからの若者には何が必要ですか?」「お金のやりくりはどのようにおこなっていますか?」「コロナウイルスは地域の活動にどのように影響しましたか?」などの質問が出ました。それらに対して実際に体験したことをとおして,ひとつひとつ丁寧に答えていただきました。
今回の体験は生徒ひとりひとりの心の中に残っていくことと思います。また,さまざまなことを学ぼうとする生徒の姿勢は素晴らしいものでした。その意欲を持ち続け,今後も学びを深めて欲しいものです。この活動に携わってくださった皆さま,本当にありがとうございました。