社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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2月13日(土)10時から16時30分まで,堀川高等学校「本能館」にて開催されました「パーラメンタリーディベート」の講習会と練習会に,本校ESS部から3名(1年生2名,2年生1名)が参加し,最終の第3試合で勝利を収めました。
「パーラメンタリーディベート」は,これまで(数十年前)から盛んに行われている準備型のアカデミックディベートとは異なり,イギリス議会をモデルとした即興型のディベートです。英語でのコミュニケーション能力のみならず,論理的思考力や対話力・発信力強化のための効果的な手法として注目されています。
今回,京都では初の開催となったこの取組に,講師として,日本高校生パーラメンタリーディベート連盟(HPDU of Japan)から,顧問の岡田真樹子先生(山梨英和大学人間文化学部教授),理事長の北原隆志先生(渋谷教育学園渋谷校),副理事長の小林良裕先生(豊島岡女子学園高校)のお三方がお越し下さいました。参加人数は,パーラメンタリーディベートに関心のある京都府内の教員約30名,生徒約40名の計約70名でした。
午前中は,全体レクチャーと第一試合です。
北原先生から,パーラメンタリーディベートの概要やチームの作り方,ジャッジの仕方等について約1時間説明を受けた後,実際の試合を体験しました。最初の論題は,「男子校,女子高の廃止」です。4つの教室に分かれ,生徒たちは肯定側・否定側それぞれがいかに説得力ある内容でジャッジを説得できるかという観点で試合を行い,教員は複数で各グループに分かれてジャッジを行いました。
昼食・休憩をはさんでの第2試合は,対戦相手を変えて「投票の義務化」を論題に試合を行いました。そして,最後の第3試合は,代表グループによる全員の前でのディベートです。本校のチームが洛北高校のチームと対戦しました。論題は「バレンタインデーに学校にチョコレートを持っていくことを禁止」,ジャッジは参加した高校生と教員の全員です。
本校生は大勢の聴衆の前で堂々と自分たちの考えを述べ,相手の考えに反論していきました。
試合後にいただいたジャッジの先生方の判定は,西京の勝利。論理展開や説得力の面で勝っていたようです。最後の講評として講師の方々から丁寧な解説やアドバイスをしていただき,教員も生徒も非常に良い勉強になりました。本校生も,その場で(開始の約20分前です)トピックが提示されるので,データを集めたりすることが出来ないことから,なかなか反論できなかったり,論理が飛躍していたりといった点など,気になる点がいくつかありました。
いただいたアドバイスを糧に,来る3月12日(土)・13日(日)に東京で行われます「第5回日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯(HPDU Competition 2016)」で更なる飛躍をしてほしいと思います。
健闘を期待しています!
[写真]
1枚目
左上 レクチャーの様子
右上 第一試合の様子
左下 試合後にジャッジからコメントを聞く様子
右下 第三試合の様子
2枚目
参加者による集合写真