社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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2月20日(日)午後2時から,東京・下北沢の「北沢タウンホール」にて,「西京高校エンタープライジング科関東同窓会」主催による第2回「東京エンプラフェスティバル」が開催されました。
エンタープライジング科の魁である1期生から現役の大学生まで約30名が集い,約3時間にわたり,講演とブース発表・質疑応答が行われ,午後6時からは近くの会場で懇親パーティーも催されました。
関東同窓会会長(1期生新居くん)による開会挨拶に続き,2期生の西林くんによる,基調講演がありました。「価値観の広がる話を」ということで,現在の仕事内容というよりは,転職を決断した契機や仕事に対する彼自身の考え方について,静かに,かつ熱く語ってくれました。「自分にとって今いる会社は取引先であり,自分の本当の所属は“株式会社西林”だと思っている。当時いた会社は,“就活”というイベントの中でたまたま入ったところ。『やりがい』を最大化するためにはどうすれば良いかを考え,頑張らざるを得ない環境を作らないといけない(=これが,“株式会社西林”を豊かにする要素だ)と思い,転職(独立)した。」「これまでの経験を振り返ると,“がんばる→しあわせ”ではなく“がんばる=しあわせ”だと思っている。(つまり,頑張った結果として幸せがあるのではなく,頑張っている状態そのものが自分にとって幸せ,ということ。)自分は,80歳や90歳になっても頑張らないといけない環境に自分を置き続けていたい。」「がんばっても、がんばらなくても変わらない人生では、がんばれない」等,大変示唆に富む,かつやる気の漲ってくる内容のお話しでした。
その後,社会人メンバーによるブース発表(6つのブースに分かれ,各ブース20分[発表15分+質疑応答5分]×5回,合計30回の発表)が行われ,各自の思いや経験,仕事内容を発表しました。発表者も入り混じりながら各自が思い思いのブースを回り,京都を離れて世界を舞台に多種多様なステージで活躍している同窓生の発表を興味深く聴いていました。特に,大学・学部で学ぶ現役の卒業生たちは,熱心にメモを取りながら聞き入っているのが印象的でした。
また,第4回目と第5回目のブース発表の間には,お忙しい中お越しくださいました「京一商西京同窓会(東京)」会長の國松彰氏(西京第5期生・昭和28年3月御卒業/亀屋万年堂代表取締役会長)から,激励の御言葉を頂戴しました。
國松氏は読売巨人軍で外野手のレギュラーとして「V9」時代を支えた方で,コーチや二軍監督も務められました。その御経験からお話し下さいました,「二軍の選手を育成する中で感じたこととして,『一軍に行けたらいいなあ』等と思っている選手ではなく,『何としても一軍に行ってやるんだ』という強い思いがある選手でないと,伸びない。」というお言葉が印象的でした。
81歳とは思えないお元気さで,若い卒業生たちは,大先輩からの熱い激励に感激していました。
挨拶・講評では,村上校長や関目前校長等から「卒業生の皆さんの今後の活躍に注目しているし,エンプラ教育を受けた成果としての“社会貢献活動”も積極的に推し進めてほしい。このような後輩たちのためになる『場』もその一つとして大切に育てていってもらえれば,と思う。」と,今後への更なる期待が寄せられていました。
終了後の懇親パーティーでは,方々で名刺交換や近況報告が行われる等,同じ西京エンタープライジング科で学んだ縦・横のつながりを改めて深め合っていました。温かい空気感に満ち溢れ,終始和やかに行われたパーティーでした。
最後になりましたが,この「東京エンプラフェスティバル」の実施に当たっては,「一般社団法人京一商西京同窓会」「西京同窓会」をはじめ多くの皆様方から物心両面で多大なる御支援を賜りました。有り難く厚く御礼申し上げます。また,企画・運営等で尽力して下さった各期幹事の皆さんをはじめ関係の皆様方に感謝申し上げます。有り難うございました!
[写真]
1枚目
左上 新居会長挨拶
右上~左下 基調講演
右下 ブース発表の様子(1)
2枚目
左上 ブース発表の様子(2)
右上 大先輩國松様からの激励
左下 ブース発表の様子(3)
右下 村上校長講評
3枚目
参加者による集合写真