社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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2月27日(土)午前10時から11時20分ごろまで,7階大講義室にて,附属中学3年生の保護者の皆様を対象として,高校進学説明会を行いました。7月に続いて2回目となります今回も,何かとお忙しい中,約130名の御出席を賜ることができました。誠に有り難うございます。
最初に,村上校長から,「7月の説明会で“3年生後半の過ごし方”についてお話ししましたが,どのようにこの半年を送られたでしょうか。中高一貫校で学ぶメリットは,高校受験に向けての勉強に縛られず,自分の資質や能力を伸ばすような,幅広くて深い知識・興味・関心を耕す取り組みを伸び伸びとできることです。裾野を広くすることで,高校・大学における学びを積み重ねて高くて大きな山を形作るための素地作りができます。前期選抜の検査問題で測れる力は限られています。入学まではまだまだ時間がありますので,読書に限らず,幅広い教養や心の豊かさを育んでいただきたい。」と挨拶がありました。
次に,岩佐中高一貫教育推進部長から,「内進生の現状」「今後の行事の流れと高校での学習」「学習合宿・海外フィールドワークについて」等,高校進学に向けての心構えや初期指導の狙いを中心にお話ししました。
冒頭,2月20日に行われた「東京エンプラフェスティバル」の基調講演で卒業生が話した,「“頑張るから幸せになる”ではなく,“頑張ることが幸せ”なんだ。だから,頑張らないとどうにもならない環境が自分には必要。」という言葉を紹介しながら,「西京高校は,頑張ることがたくさんある“おもちゃ箱”のような学校です。自分なりに“頑張るポイント”を見つけて下さい。」という呼びかけから説明が始まりました。
そして,これまでの卒業生たちの進路結果と組み合わせた中学入学時からの模試データの推移や,現3年生である10期生(高校ではエンタープライジング科14期生となります)の中学入学以降の状況を分析した結果をグラフ化してお示ししながら,「全体として良い状態でここまで来ている。思わしくない部分については,高校入学までにしっかりと復習して仕上げてきていただきたい」という旨をお伝えしました。
「今後の行事の流れと高校での学習」については,日程等の確認の後,「卒業式の翌日から3日間の日程で行う内進生春季学習講座では,速度や分量が段違いに変わる高校での学習に対応できるよう,しっかりと意識や学習スタイルの『切り替え』を求める。環境ががらりと変わる外進生と違い,内進生は十分意識していただきたい。」という点を,また「学習合宿及び海外フィールドワークについて」も,理念や進め方を,それぞれ中心に据えながらお話しいたしました。
そして,中村生活指導部長からは,生徒指導面を中心にお話しいたしました。平尾誠二さん(ラグビー日本代表元監督)の,「日常生活でいい判断ができない者に,グラウンドでいい判断ができるわけがない。」という言葉を引用しながら,「中学と同じ感覚のままで高校に来ると大変なことになる。中高の違いをしっかりと理解し,情報をしっかり自分で取りに行って管理し,ルールに則って判断・行動していくことが大切。」として,「切り替えと自己責任」の大切さについて御説明しました。また,自転車指導では,「これまでは被害者になるおそれを念頭に行ってきたが,近年では加害者として多額の賠償金を請求される事例もあり,そういった懸念を踏まえ,ルールとマナーを守って十分注意して利用するように指導している」ことをお伝えしました。
約80分にわたる説明会の後,3階同窓会室では,高校PTAの皆さんによる「制服リユース」販売も行われ,こちらも大勢の保護者の皆様で賑わっていました。
本日はお忙しい中,多数の保護者の皆様に御出席を賜ることができました。重ねて御礼申し上げます。高校エンタープライジング科14期生となる中学10期生の皆様の御入学を,心からお待ち申し上げております!
[写真]説明会及び制服リユース販売の様子