社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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3月4日(金)8時50分から,1年生全員と付添教員が7階大講義室に集合して,13期生海外フィールドワーク(以下,「FW」と表記します。)の「結団式」を行いました。生徒FW委員会を中心に,一人一人がこれまで入念な準備をしてきましたが,いよいよ6日(日)に出発です。
まず,村上校長から「日本人として初めてスペースシャトルに乗られた毛利衛さんは,地球への帰還後『宇宙からは国境線は見えなかった』とおっしゃったそうです。しかし,現実には国境線は厳然として存在します。皆さんには,この“国境線をこえる”ということの意識をしっかりと持ってほしいと思います。つまり,『普段皆さんが守られている日本の法体系の外に出るのだ』ということです。その時に皆さんを守ってくれるのがパスポートです。くれぐれも大切にして下さい。そして,2つ目には,人間は,“見よう”“聞こう”と意識しないと,見たり聞いたりできないものです。せっかく行くのですから,このFWの間,何かを知ろう,獲得しよう,という気持ちを常に持ってアンテナを張っていて下さい。」と挨拶がありました。
次に,学年主任の富永先生からは,「君たちは1年前の今ごろ,どうしていたか覚えていますか? ちょうど内進生も外進生も新入生招集日で,私から“覚悟”という言葉を聞いたと思います。1年経って,どうでしょうか。成長していますか。西京の海外FWは,行って終わりはありません。振り返ってレポートをまとめ,発表して14期生につなぎ,さらにエンタープライズIIの「SGH課題研究」で深めるための軸になっていくものです。このプログラムを通して,新たな成長をしてほしいと思います。」「君たちの年代で海外に出て,様々な交流や異文化体験をするのは,よい経験になるはずです。主体的に動いてしっかりと受け止めること,自分の身は自分で守ること,この2つを肝に銘じておいて下さい。」とお話がありました。
そして,教育企画部長岩佐先生からルールの確認等の諸注意の後,FW委員からの挨拶と諸注意がありました。
コース長の代表からは「これまで一生懸命準備してくれてありがとう。ここまで来られたのもFW委員や先生方,そしてなにより親のおかげ。家では照れくさくてFWの話をしていない人もいるかもしれないけれど,話すことで親は安心する。支えてくれる親への感謝を忘れずに。そしてFW委員長に感謝の拍手を。」「みんな笑顔で帰国しよう。」と挨拶があり,生活部からも,特に“西京生としての自覚を持つ”ことを中心に諸注意がありました。
最後に,富永学年主任からは「抜き打ち」での点呼練習が行われ,動きにくい大講義室の中でコース別ではなくクラス別に座っているにもかかわらず,インドネシアコースは25秒で,人数の多いベトナムコースも90秒ほどで点呼が完了し,西京生のポテンシャルの高さがよく発揮されていました。
全体での結団式の後,各コースに分かれて最終の打合せ会を行い,フィールドワーク委員による進行のもと,それぞれの活動予定や交流会の進行等について確認を行いました。
このうち,シンガポールコースでは,しおりを用いた最終確認とFW委員からの挨拶の後,広報部の生徒の提案で,ラグビーニュージーランド代表でもおなじみの「ハカ」を踊って気合を入れ,円陣を組んでお互いの団結を確認しました。
その後,コンダイア先生から,"You have grown up","You are competent","You will learn a lot"という3つの激励メッセージをいただき,生徒たちの表情には自信と希望があふれていました。
現地での取り組み状況は随時このホームページでもお知らせいたします。各コースとも大きな成果を収めて,全員無事に行程を終えてほしいものです。
[写真]
1枚目 全体の結団式の様子
2枚目 コース別結団式や打合せの様子
3枚目 シンガポールコース結団式で「ハカ」を踊ったり円陣を組ん
だりする様子