社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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ベトナムコース2日目(3月7日[月])の様子です。
2日目の朝,アンコールワット朝日鑑賞に出かけました。残念ながら曇り空で朝日を見ることはできませんでしたが,生徒たちは,これも経験のうち,とサバサバした様子で,アンコールワットの散歩を楽しんでいました。
朝食後,午前中のアクティビティ「アンコール遺跡清掃活動」のためにバイヨン寺院に向かい(こちらは,アンコール・トムの中央付近にあるヒンドゥー・仏教混交の寺院跡で,「美しい塔」という意味だそうです。),その前で清掃活動を行いました。生徒たちがあまりに熱心にごみを拾っていたので,まわりの方々は大変感心されていました。
午後は,「かものはしプロジェクトコース」と「博物館,キリングフィールドコース」の2つに別れて活動しました。
かものはしプロジェクトは,子どもの人身売買の問題を解決するために,子どもを買えてしまう環境,子どもを売らざるを得ない状況に対し取り組みを実施されています。その中でも,今回は少女たちが働く工房見学に加え,彼女たちの住む農村の家にも実際に訪問させていただきました。同年代の子どもが労働者として家族のために働き,生活しているという事実を目の前に衝撃を受け,熱心に話を聞いていました
平和が訪れたとはいえ,長い年月に及ぶ内線の傷跡がカンボジアのあちこちに残っています。中でも地雷の被害は深刻です。地雷博物館では,地雷除去のボランティア活動をされているアキー・ラー館長が除去された何千個にも及ぶ地雷を見学しました。キリングフィールドはポル・ポト政権下に虐殺が行われた場所のひとつで,慰霊塔の中に大量の人骨が安置されています。生徒たちは衝撃を受け,平和の大切さを実感したようでした。
夕刻,ホテルの近くのスーパーにてわずかな時間でお土産の購入などを楽しみました。
夕食後はかものはしプロジェクトでインターンとして活躍されている大学生とスタッフの方をお招きし,貴重なお話をうかがうことができました。生徒たちからは多くの質問が出て,予定していた時間はあっという間に過ぎました。
2日間の取組を通じて,生徒たちは確実に成長しています。
[写真]
1枚目左上 アンコールワット
右上 遺跡での清掃活動
左下 地雷博物館
右下 夕食後のパネルディスカッションの様子
2枚目 「かものはしプロジェクト」での記念撮影