社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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1月27日(木),2年人権学習を実施しました。講師は関西盲導犬協会の久保ますみさんと,盲導犬ユーザーの森永佳恵さん。「誰もが行きたい場所に安心して行ける社会に~盲導犬ユーザーに出会ったら~」をテーマにご講演をいただきました。今回は,学校に来ていただき,同じ階の別室から教室にzoomでつなぐ形で実施しました。
盲導犬は生まれて生後45日目からパピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家族に預けられ,その後,訓練所に戻り様々な訓練を受け,盲導犬となり10歳で引退になるそうです。盲導犬と歩いていると,自分の目が見えないことを忘れてしまうように感じるとユーザーの方もいらっしゃるようですが,森永さんによると,外に出ると盲導犬は人間の指示に従って動くことはできるが,盲導犬自身が判断するわけでなないので,私たちが考える以上に人の手助けが必要な場面があることを学びました。特にこのコロナ禍では常にマスクも着用しているため,ユーザーの指示を盲導犬に伝えにくいなど,色々と困難に出会うことも多いようです。また,盲導犬がいると,入室や入店を断られることもあるなどを知り,盲導犬がユーザーの方にとって必要不可欠なパートナーであることを改めて社会全体で知っておく必要があることを感じました。
ZOOM越しの講演ではありましたが,森永さんの呼びかけに生徒は大きな拍手で応答し,森永さんは生徒の反応をひとつひとつ確かめながらお話を進めてくださいました。
様々な立場や違いの中で,お互いを思いやりながら,自分はどう行動するべきかをしっかり考えることが人権感覚の育成に大切だということを再認識する実りのある時間となりました。