社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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5月15日(日)13時から16時まで,5階535教室において,コミュニケーショントレーナーの西田弘次氏(実践コミュニケーション研究所所長)を講師にお迎えし,この夏実施の「エンタープライズトップリーダー研修」第2回オリエンテーションとして,「コミュニケーション研修」を実施しました。
本日のプログラムは,多くの日本人が苦手とする,“人と対面する場面でのコミュニケーション力”を高めることをめざしたもので,途中休憩をはさみながら,3時間みっちりとトレーニングを行って下さいました。
冒頭,西田先生から「コミュニケーションをうまく行うには,キャッチボールと同じで,投げる時には相手がボールをとりやすいところに投げること,受ける時にはボールを投げやすい雰囲気が作ることが大事です。本日の目標は,“わかる(知っている)”から“できる(やっている)”へと変わることです。そのために,小さな目標をクリアしながらレベルを上げていきましょう」とお声掛けいただきました。
力をつけるためには「1.反復(トレーニングを繰り返す)2.負荷(少し難しいことにチャレンジする)3.意識(小さな目標を設定する)」ことが大切であるとの説明から,トレーニングが開始されました。
受信力を身につけるために大切なことは,「身体を向けること」「目を見ること」「反応すること」の3つです。例えば,言葉で反応する場合は,声のボリュームが大切ですし,言葉以外の反応であれば,うなずいたり,笑顔で返事を返したりすることが挙げられます。
また,発信力を向上するためのポイントは,「姿勢」「大きな声」「視線」です。特に発表する際の姿勢に関しては,(1)座った時の姿勢(2)歩き方(3)立った時の姿勢をそれぞれ意識したトレーニングを行いました。
コミュニケーションにおいてメッセージ性や影響力が大きいのが,「言葉以外の表現」です。声の出し方,態度,見た目,話す距離など,日本人があまり意識していない要素を多くの国の人たちは多用してコミュニケーションをとろうとするので,ぜひ言葉以外の要素による表現を反復しながら鍛えていきましょう,と激励を受けました。
様々なアクティビティや発表形式をとりいれた研修に生徒達は生き生きと取り組み,講師の西田先生の活力と気迫あふれる指導のもと,3時間近い時間はあっという間に過ぎました。
トレーニングの最後に,一人ずつスピーチを行いました。テーマは「(1)学んだこと(2)できるようになったこと(3)出発までにやること」の3点です。
生徒たちは,今日の研修の冒頭ではぎこちない動きでしたが,気づき,意識をしながらトレーニングを積むごとに堂々とした姿勢に変化していき,どの生徒も大きな声で,視線や手の動き等にも気を配りながら堂々と発表しており,今日一日の成長ぶりを見せてくれました。
最後に西田先生からの「学んだことの唯一の証は変わることです。今後の皆さんの努力に期待します。」との激励の言葉で,本日の密度の濃い事前研修が締めくくられました。
出発までにあと3回,事前オリエンテーションを行います。バークレーでの研修を実り多いものにするため,着実に準備を重ね,研鑽に努めて,成長してくれることを期待しています!
【エンタープライズトップリーダー研修】(本年度が第3回目の実施です)
期間 8月2日(火)~10日(水)
研修場所 アメリカ合衆国カリフォルニア州立大学バークレー校
(学生寮に宿泊)
参加 2年生希望者14名