社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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北海道コースの5日目は、釧路市の西隣にある白糠(しらぬか)町で活動しました。白糠町は、ふるさと納税の額では全国4位で、漁業や酪農などの第一次産業が主力産業の、人口7,300人の町です。
午前中は酪農と漁業のチームに分かれて、別々で活動しました。酪農では、株式会社M&Sの代表取締役社長の方に来ていただき、酪農についての説明を受けました。その後バスで牛舎へ移動し、搾乳の様子を見学しました。漁業では、白糠漁業協同組合の専務理事の方に来ていただき、白糠の漁業の概要について説明を受けました。その後は、漁師さんや漁協の方、白糠町役場の方々の案内のもと、漁船に乗って白糠の沖を遊覧したり漁船の操舵室を見学したりしました。普段ではできないことだっただけに、生徒たちはとても感動をしているようでした。
午後からは、白糠町の棚野町長にお越しいただき、「新たなまちづくりと挑戦」というテーマでご講演いただきました。町長自ら白糠町のまちづくりや歴史、どんな思いで町の運営をなされているのか、直接声を聞くことで学ぶことができました。質疑応答で直接町長に聞き出した内容も高度で、いい質問ばかりでした。次に、成人を迎えるにあたり、特色あふれる白糠町の地方自治を学ぶ一環として、ワークショップも開いていただきました。NPOみんなの北海道2100の方から、「白糠町長、白糠町議員になろう!」というテーマのもと、「今日1日の学びを経て、もし自分が白糠町長だったら、どんな政策を打ち出すのか」というミッションを与えられ、グループワークで自分たちの政策を考えました。それを持って白糠町の議場を使って政策発表し、投票もしました。近い将来に投票によって議員を選出することに関わる生徒たちは、政策を考えることを通して納めた税金の使われ方、そこにどんな思いが込められているのかを知ることができて、地方自治について関心を寄せているようでした。
明日はいよいよ最終日で、釧路市内または釧路湿原で班別研修をします。今日も全員元気です。
写真
1枚目:漁船での遊覧/酪農での搾乳見学
2枚目:白糠町の棚野町長のご講演
3枚目:白糠町役場内議場にて