社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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12月6日午後、金剛能楽堂において「能楽交流鑑賞会」を実施いたしました。これは、日頃からさまざまな形で本校教育の充実発展のためにご支援をいただいております一般社団法人京一商西京同窓会様の主催により、同窓生と高校生がともに能楽を鑑賞する会です。
この鑑賞会は、同窓会運営の2つの柱である「育英事業を通じての社会貢献」と「会員相互の親睦交流」とを一つにする行事として、平成24年度から始まったもので、今回で11回目となります。
本日参加した生徒は1年生232名で、秋に先行して鑑賞した40名と合わせ第1学年の生徒は全員が能楽を鑑賞し、伝統文化に触れることができました。
冒頭に市村理事長から、開催の主旨はもとより西京の歴史についてもご挨拶の中でご紹介いただき、生徒諸君も本校の伝統を改めて知ることができました。
また、宇高竜成氏から狂言・能楽についての解説をいただき、代表生徒たちによる能楽の体験を行いました。能楽体験は,実際に舞台に上がらせていただき、皆様が使われている扇子を持たせていただき、能の動きを教えていただきました。大変貴重なものであり、代表生徒たちは熱心に体験に参加していました。
本日鑑賞した演目は、狂言「附子」と能「船弁慶」です。狂言では、太郎冠者と次郎冠者の動きが見事に呼応しており、そのコミカルさに生徒たちの笑い声が御堂に響いていました。能では、身の引き締まる笛の音や、前半と後半で役柄が変化するシテの舞に心を奪われました。普段なかなか訪れることの無い空間で,伝統文化に触れ,生徒たちは能楽の一期一会の儚い美しさを味わいながら鑑賞していました。
貴重な機会を与えていただきました京一商西京同窓会の皆さまに感謝申し上げます。
〔写真〕上 :市村理事長の御挨拶
中上:能楽体験の様子
中下:狂言「附子」
下 :能「船弁慶」