社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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6月14日(火)13時30分から16時まで,6階エンタープライズ演習室にて,「ITC」(FedEx Express/Junior Achievement International Trade Challenge[英語でチャレンジ!ビジネスアイデアコンテスト]/ジュニア・アチーブメント[以下,「JA」と略します]国際本部主催・フェデックス エクスプレス特別協賛)参加希望者に対する校内説明会及びワークショップを行いました。講師は,JA日本の高橋智子様と,本校エンタープライジング科第8期卒業生の大井美里さん(京都大学経済学部4回生・ITC世界大会出場経験者)です。
今年で10回目となるこの大会は,あらかじめ提示された商品に独自の付加価値をつけて,それを海外の特定の国で販売するための市場参入戦略を競う,ビジネスアイデアのコンテストです。平成19年度に韓国,香港,オーストラリアでスタートしてから参加国は毎年拡大し,今年度は,日本,マレーシア,シンガポール,韓国,香港,タイ,フィリピン,ベトナムの計8箇国が参加して,書類選考→国内予選→国際大会という順に進んでいきます。
本校は平成22・23年度の2回,世界大会出場の経験があり,全国大会は“常連”ともいえる伝統を有する学校です。海外での市場参入戦略を練りますので,書類選考で提出するビジネスプラン,国内予選・国際大会でのプレゼンテーション,質疑応答は全て英語で行い,情報収集・活用・分析能力,コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力,独創性等が問われます。また,国際大会に進出する生徒は,他国の同年代の生徒と競争・交流することで,国内にとどまらない「アジア太平洋の中での自分」を意識し,より広い視野を身につけることができます。
今年度,本校からは6チームの参加申し込みがありました。生徒たちは本日で前期中間考査が終了してほっとしたところですが,説明に真剣に耳を傾けていました。
まず,東京からわざわざお越しくださいましたJA日本の高橋様から,このコンテストの国内大会から世界大会への流れ等について,約30分間説明をしていただきました。次に英語科の青木先生から今後の進め方等について補足的な説明を行い,エントリーシート作成にあたっての注意点については,高橋様との質疑応答を交えながら,生徒の疑問点を明らかにしていきました。
今年のテーマは,「日本独自の技術・製品・サービスをオーストラリア向けに工夫し,販売するビジネスを提案せよ」です。しかも,クリエイティブかつ実現可能性のあるものが求められます。
生徒たちはペアでアイディアの掘り起こしや個人持ちタブレットPCを使ってのリサーチ活動を行いました。
約1時間程度ペアワークを行った後,大井先輩の登場です。大井さんが在学中に出場した時の実例をもとに,アドバイスを行って下さいました。
アイディアのヒントを得ようと生徒たちが質問する姿を頼もしく感じるとともに,「今の自分で一度世界を目指してみる」という気概を,心から応援したくなる会でした。
皆さんの健闘と活躍を期待しています!