社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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6月14日(火・前期中間考査最終日)午後,7階メモリアルホールにて,中京消防署と中京消防団朱雀第八分団の方々計16名をお招きし,「普通救命講習会」を開催しました。対象は1・2年生各クラスの美化保健委員や運動部の代表者及び顧問等で,約70名が参加しました。
中京消防署救急係長の瀬津様による司会進行のもと,まずは消防分団の方から,消防団の制度や役割,活動について御紹介いただきました。これは,平成27年度から高校生を対象に行っておられる「消防団防災ハイスクール」の一環としてお話しいただいたもので,本校では今年度初めての実施です。地域との繋がりを強め,地域防災活動を通じた社会貢献について考えるきっかけになればと思います。
その後は顧問の教員も入って14のグループに分かれ,胸骨圧迫や人工呼吸,AED(Automated External Defibrillator=自動体外式除細動器)の使用方法について,訓練用の人形を使って実践を交えながら学びました。慣れないことに苦戦しながらも,一人ひとりに丁寧に教えて下さったおかげで,実技の時間が終わる頃には,大方の生徒が出来るようになっていました。
最後には,本日の学びを踏まえて,効果測定のロールプレイです。
「西京高校正門前の歩道で50代男性が倒れている」との想定で,3つのグループが実演しました。救急車を呼ぶ人,AEDを持って来る人,心肺蘇生をする人等の役割に分かれ,救急隊が到着する(本日は現役の救急救命士の方が来てくださっており,このロールプレイでも実際に駆けつけてくださいました!)までの5分間,各グループが一生懸命心肺蘇生に励みました。
日常生活の中でこのような応急手当を必要とする場面に出くわすことは少ないかもしれません。しかし,いざというときに自分の周りの大切な人たちを守ることが出来るのは,自分の腕と少しの知識,そして一歩踏み出す勇気です。その時に落ち着いて行動ができるように,今回の講習会で学んだ内容を役立ててほしいと思います。
なお,本校には,正面玄関,保健室前,アリーナ体育教官室の3箇所にAEDが設置されています。