社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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6月18日(土)10時30分から17時まで,JICA関西(神戸市中央区)にて,「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム【高校生コース】」第2期生の壮行会と事前研修会が行われました。
官民協働海外留学支援制度,通称「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」は,平成25年10月からスタートした大学生・高校生の海外留学をサポートするプログラムで,高校生コースは昨年度から始まり,今回が第2期生となります。全国816校2,057名(昨年度は218校514名)の応募者から,書類選考及び面接試験を経て,330校510名が選出され,本校からも3名(男子1名・女子2名)が採用されました。(京都府からは,本校を含めて17校37名が採用されています。)
東日本の壮行会(約320名が参加し,6月11日[土]に文部科学省で行われました)に続いて,JICA関西2階の講堂で行われた「壮行会」には,第2期トビタテ生約190名が参加しました。
冒頭の挨拶で,馳浩文部科学大臣は,この事業に込められた趣旨・思いをお話くださり「トラブル等いろいろなことがあると思いますが,それを乗り越えてがんばり,安全に帰ってきて下さい。」「皆さんは,180を超える支援企業・団体の皆さんの,“日本の将来のために役立ててほしい”という志をしっかりと受け止めて共有してほしい。」「帰国後は“自分はどのような形で社会に貢献するのか,次に何をしなければならないか”を考え,実行してください。」とお話し下さいました。
支援企業を代表して,ローム株式会社コーポレート・コミュニケーション本部長の西村様からは「世界・日本のグローバル化は待ったなしの状況。海外のお客様と新しい商品を開発するときに大事なのは,将来の夢を語り合える信頼関係。やってみないとわからないし,失敗するかもしれない,そういった不安を突破するコミュニケーション力や人間力が求められています。この機会を活かして,グローバル人材として活躍してください。」と激励の言葉をいただきました。
トビタテ1期生代表の森さん(京都大学経済学部1回生)からは,「昨年,アカデミックコースで採用され,イギリスで16日間イベントデザインやエクスペリエンスデザインを学びました。高3ということで,両親や先生から心配・反対されましたが,芸術の世界の面白さや厳しさ,芸術と日常との距離の近さなどを実感し,今はキュレーターになりたいと思っています。」「トビタテ生同士のつながりも,このプログラムの魅力です。皆さん,やりたいことのすべてを出来るよう,十分に準備し,五感を最大限活用して目一杯吸収してきて下さい!」との励ましの言葉がありました。
次に,代表生徒の決意表明です。「総勢511名の2期生は,49の国と地域に飛び立ちます。一人一人の目的はさまざまですが,日本と世界を元気づけ,平和な社会づくりに貢献したいという思いは一つ。」「新たな価値観を知り,人生を大きく変える経験にしたいと思います。」等,それぞれがしっかりと思いを語っていました。
壮行会の締めくくりは,プロジェクトディレクターの船橋力氏(NPO法人TABLE FOR TWO International理事/株式会社ウィル・シード取締役会長)からの記念品の授与です。「皆さんは,2000人から選ばれた500人です。一歩踏み出した誇りと自信を持ち,ぜひ“オンリーワン”だけでなく,“ナンバーワン”も何かつかんでほしい。そして,No.1同士の協働でイノベーションを起こして下さい。」とはなむけの言葉を述べられ,代表生徒にTシャツを手渡して下さいました。
続いて11時45分からは同じ場所で懇親会が行われました。
冒頭の挨拶で,文部科学省初等中等教育局長の小松親次郎氏は「皆さんは,それぞれ目的を持って留学に臨まれるわけですが,例えば街の様子など“目的のまわり”にも目を向けるように心掛けて下さい。いろいろなことが立体的につながるはずです。」と述べられました。
生徒たちは5~6人のグループで輪になって座り,昼食をとりながら全国から集まった高校生たちと楽しそうに語り合っていました。