社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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6月18日(土)10時30分から15時まで,日吉ヶ丘高等学校「英語村HELLO Village」にて開催されました「パーラメンタリーディベート」の講習会(主催:京都公立高校校長会国際・外国語系部会)に,本校ESS部から16名(全員1年生)が参加しました。
「パーラメンタリーディベート」は,これまで(数十年前)から盛んに行われている準備型のアカデミックディベートとは異なり,イギリス議会をモデルとした即興型のディベートです。英語でのコミュニケーション能力のみならず,論理的思考力や対話力・発信力強化のための効果的な手法として注目されています。
今回,講師としてPDA(一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会)代表理事の中川智皓先生(大阪府立大学工学研究科機械工学分野 助教)をお招きし,6名のスタッフの方々とともにお越しくださいました。
まずは「研修の部」でしっかりと理解し,続く「実践の部」で昼食をはさみながら実際にディベートに取り組むという,充実した内容の講習会です。参加者は,4校(西京,紫野,日吉ヶ丘,嵯峨野)から生徒約55名,教員約30名の計約90名でした。
「研修の部」では,「ルール説明」(初めての生徒・教員向け)と「ジャッジ方法説明」(ルールを理解している教員向け)の2会場に分かれ,約20分間,パーラメンタリーディベートとはどういうものなのか,どのようにディベートを行うのか,また論題にどう取り組み,説得力を持って表現するにはどうすればよいか等を教えてくださりました。
続いて,全員が集まってモデルディベートを行いました。
論題は「It is better for entrance exam takers to have a boyfriend or a girlfriend(受験生には彼氏彼女がいた方がよい)」です。生徒たちは肯定側・否定側それぞれがいかに説得力ある内容でジャッジを説得できるかという観点で試合を行いました。
続く「実践の部」では,「Homework should be abolished(宿題は廃止すべきである)」(第1ラウンド)など,さまざまな論題でディベート・ジャッジに取り組みました。本校生は全員が1年生であり,その場で(開始の約15分前です)トピックが提示されるので,データを集めたりすることが出来ないことから,なかなか反論できなかったり,論理が飛躍していたりといった点など,ディベートの難しさとともに,意見を戦わせ合う面白さも実感したようです。
生徒の感想です。
このディベート講習会で,ディベートのやり方やジャッジの仕方,主張の展開の仕方など,様々なことを教えてもらったのですごく参考になりました。特にディベートが終わった後にジャッジの先生が個別にコメントやアドバイスをしてくださったのが,うれしかったです。
非常に盛り上がった講習会となり,「まとめ」でもしっかりとお話しいただけましたので,教員も生徒も非常に良い勉強になりました。
なお,西京生は,ディベートテーブル(8組ありました)のそれぞれから選ばれる「ベストディベータ」にも見事選出されていました。
講師としてお越しくださいました中川先生をはじめとするPDAの皆様方,有り難うございました!