社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
〒604-8437 京都市中京区西ノ京東中合町1[MAPを見る]
TEL. 075-841-0010 FAX. 075-822-5702
12月5日(火)午後、金剛能楽堂において「能楽交流鑑賞会」を実施しました。この鑑賞会は、日頃からさまざまな形で本校教育の充実発展のためにご支援をいただいております一般社団法人京一商西京同窓会の主催により毎年実施しているものです。同窓会運営の2つの柱「育英事業を通じての社会貢献」「会員相互の親睦交流」を1つにする行事として平成24年に始まり、今回で12回目を迎えます。本日参加した生徒は1年生232名で、秋に先行して鑑賞した51名と合わせて第1学年の生徒全員が能楽を鑑賞し、伝統文化に触れることができました。
冒頭には大嶋敏光副理事長からご挨拶いただきました。開催の主旨はもとより西京の歴史や同窓会の取り組みについてもご紹介いただき、生徒諸君も本校の伝統を改めて知ることができました。
次に豊嶋晃嗣氏から本日の狂言・能楽について解説をいただくとともに、実際に能楽の「謡」と「舞」を体験させていただきました。「謡」の体験では、「高砂」という演目の一節で、実際の能楽師の方もされているおうむ返しという練習を全員でさせていただきました。「舞」の体験では代表生徒と教員が実際に舞台に上がらせていただき、皆様が使われている扇子を持たせていただきながら「構え」や「運び」といった能の動きを教えていただけるという、大変貴重な体験をさせていただきました。どちらの体験も、生徒たちは熱心に参加していました。
本日鑑賞した演目は、狂言「附子」と能「枕慈童」です。生徒たちも、能楽が一期一会であることや、能面の表情の見せ方が多様であることなど、事前学習で学んだことを思い出しながら鑑賞していました。
貴重な機会を与えていただきました京一商西京同窓会の皆さまに感謝申し上げます。
〔写真〕上:能楽体験
中:狂言「附子」
下:能「枕慈童」