社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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5日目は午前中沖縄国際大学スマイライフの学生さんと基地問題に関して考えました。まず嘉数高台を訪れました。高台から見下ろすと,目と鼻の先に普天間基地があります。その上空を飛ぶオスプレイの音が驚くほど大きいこと,そしてその近辺には小中高,大学まであり,過去にヘリが墜落する事故や,その大きな部品が小学校に落下していることなど,様々な複雑な思いを抱えながら住民の方々は米軍基地と共存していることを知りました。実際に米軍のヘリコプターが墜落した現場である沖縄国際大学のポケットパークを訪れました。
また,沖縄戦では京都を含め,三重や滋賀などの人たちも戦争に参加し,この地で,故郷を思いながら,亡くなったことも知りました。
その後、てだこホールに移動し、スマイライフの学生さんとディスカッションを行いました。
アイスブレイクの自己紹介から始まり,戦後の基地問題を切り口に,なぜ沖縄に米軍基地が集中しているのか、日本全体でどう向き合っていくのか、など2つのグループに分かれてディスカッションを行い、最後にそれぞれのグループで発表を行いました。
正解のない問いに考えを巡らせ,1時間では収まりきらないぐらい熱い議論となり,今までフィールドワークに向けて,事前学習で考えてきた思いなどが色々と滲み出た様子でした。
基地問題や沖縄戦についての議題は難しい内容だったかもしれません。しかし,それを人生のこの瞬間に真剣に向き合って考えることが,これからの生徒たちの未来に影響を与えるのではないかと思います。また、沖縄国際大学スマイライフの学生さんたちの、説明や進行のうまさに大変有意義な時間となりました。
午後からは班別フィールドワークです。新聞社(沖縄タイムズ社)を訪れた班、水質調査を行った班、博物館を訪れた班等それぞれの班のテーマに沿った活動を行いました。
沖縄タイムス社ではお忙しいなか、大変丁寧に質問にお答えいただきました。本当にありがとうございました。
〔写真〕上:嘉数の塔・京都の塔の前で
中:沖縄国際大学スマイライフの学生さんたちとの集合写真
下:沖縄タイムス社でのインタビューの様子