社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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※現地からの報告が届きました。
第3日目 8月4日(木)
午前中はMorning Sessionで,UCBの学生とディスカッションを行いました。 テーマは昨日同様「リーダーの資質について」です。難しいテーマですが面白いトピックを交え楽しみながらセッションを進めました。
午後は,キャンパス内にあるCITRIS(Center for Information Technology Research in the Interest of Society)という理系の施設を見学しました。
ここではUCバークレーの学生が,学部の域を超えて情報交換しながら研究を進めることができ,企画したプロジェクトを企業と共同で行うこともあります。建物の中には様々な分野の研究室が多数ある,世界有数の施設です。
まずはじめに,ロボットがロープを結んだり,積み木を穴に入れる作業を繰り返しながら学習していく様子を見学しました。研究室のボードの一面に書かれている法則や数字を見ているだけで,日々の研鑽ぶりを想像することができます。その後は,3Dプリンターで印刷をする様子やその印刷物を間近で目にし,生徒たちは大変興味深く聴き入っていました。
施設見学後,キャンパス内を歩いている学生に一人ずつ声をかける「英語でインタビュー」にも挑戦しました。質問内容は,夢はなにか,バークレーのいいところはどこか等です。生徒たちは始まると同時にちりぢりにわかれ,自分の英語のみで質問を行っていました。中には約1時間の間に20人以上の学生に答えてもらうことができた者もいました。見知らぬ人に声を掛けるのは簡単ではありませんでしたが,バークレーの学生のフレンドリーさのおかげで,無事に終了することができました。この経験を通して,生徒達は英語を話すことに対して更に自信を深めることができたように思います。
夕食後は,ローレンスバークレー国立研究所の湯澤先生からレクチャーを受けました。湯澤先生は名古屋工業大学から東京大学博士課程に進まれ,その後スタンフォード大学,UCバークレーを経てバークレー国立研究所で生物学の研究をなさっています。御自身の高校から現在にわたる経歴のお話しの中で「どんな学会でも,外国人が1人でも入ると英語で議論を行う,逆に言えば英語さえできればどんな研究にでも携われる」「一番悔いが残るのは挑戦せずにあきらめること。失敗してもいい。人生は一度きり!」,「常に3年先5年先のことを考えることが大事である」「早い段階から,自分が将来なにをやりたいのかを真剣に考え続けることが大切。わからなくてもいいから,考え続けることが大切」というメッセージをいただきました。
お若い先生で,そのハングリー精神は,西京生に強烈にインパクトを残してくださいました。その後の質疑応答の時間では,多くの質問にも丁寧に答えていただきました。