社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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8月25日(木)から9月14日(水)にかけて,1年生全クラスの「家庭基礎」後半講座の授業において,「茶道体験と和菓子づくり」に取り組みます。(家庭基礎は,クラスの前半と後半で講座が分れており,今回体験するのは学年の半分です。もう半分の講座は1月下旬に茶道体験を行います。)
[概要]
これは,今年度から始まりました京都市教育委員会の「茶道を中心としたおもてなし事業」を活用して実施するものであり,内容としては,次の4点を連続した2コマで行います。
(1)お茶について…茶の特色や茶の湯のはじまり
(2)和菓子作り……「さつまいも」の茶巾絞り
(3)DVD視聴………基礎的なお菓子や薄茶のいただき方等について
(4)“お茶会”………調理試食室において,ポットから給湯する簡易な
形でお菓子をいただき,茶を飲む。
本校では,より効果的に行うべく,生徒たちに「抹茶碗の絵付け体験特別講座」を7月に行い,“マイ茶碗”で喫茶してもらうようにしました。
[本日の講座]
このうち,9月2日(金)3・4限には,1年4組の後半講座が実習を行いました。
3限目は,まずお茶についてプリントを用いて学んだ後,調理室に移動してお菓子作りに取り組みました。サツマイモを電子レンジで柔らかくし,マッシャーでつぶしてリンゴジャムを少量加えて混ぜます。生徒たちはつぶす時の力加減が最初は分らなくて手こずったり,勢いよく混ぜすぎて材料をこぼしたりと,グループごとにわいわい言いながら熱心に作っていました。ラップフィルムで包んで上をねじったら,ひとまず完成です。菓子鉢にそのまま入れて,冷え固まるのを待ちながらDVDで茶道の基礎について学びました。
4限目は,引き続きDVDで菓子やお茶のいただき方を学んだ後,いよいよ“お茶会”です。まずは懐紙の上に菓子(自作の茶巾絞りと,仕入れのお干菓子)をとり,点茶します。最初はお湯の分量が分からないので,計量カップで測りながら入れ,慣れない手つきで茶筅を振っていました。自作の菓子と自分で絵付けした茶碗ですので,おいしさも一入です。
この講座にいるブラジルからの留学生ヴィニシアスくん(8月下旬から登校し始めたばかりです)も見よう見まねで体験し,上手に茶を点てていました。味はどうか聞いたところ,「おいしい」と言っていました。
ポットのお湯で簡単にできますので,自宅に持ち帰ったマイ茶碗で日ごろからお茶に親しみ,来年3月の「海外フィールドワーク」をはじめ海外の方との交流・おもてなしの際に,この経験を活かしていただければと思います。
[抹茶椀の絵付け体験特別講座]
実施日:7月22日(金)及び28日(木)
※夏季学習講座の1コマ(80分間)を利用して
2階美術室にてクラスごとに実施。
御協力:一般社団法人京都陶磁器協会様
※助成金の支給や職人さんへの呼び掛け等,物心両面での手厚
いお力添えをいただいくことができました。講座当日は,
京焼・清水焼の作り手有志の先生方が,御自身の作品を
お持ちになって御指導にいらして下さいました。