社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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11月12日(土)・13日(日)の両日,総勢45名を超える高校理学部及び附属中学理科部のメンバーは,京都市青少年科学センター(伏見区深草)で開催された「青少年のための科学の祭典 京都大会」に計3ブースを出展し,大勢のお客さんに実験を体験していただきました。
科学の祭典は,科学実験や工作の体験ブースが屋台のように並び,子供たちが科学実験や工作を楽しく体験できるイベントです。京都府内の学校や企業から約60の出展があり,高校理学部員は場内のアナウンスや巡回の仕事,中学理科部員は科学の祭典京都大会では名物となった「ミニ蒸気機関車」の運行の手伝い等も行いました。
1日目の午前は高校生が土曜活用講座で参加できないため,中学生が高校ブース(静電誘導などを含む高度な静電気実験)も担当してくれました。タブレットを使った原理説明なども的確にこなし,立派に代役を務めていました。
高校理学部員は大型の実験装置を試行錯誤しながら組み上げ,日本では初となる(科学館等の事情に詳しい顧問調べ)1つのバンデグラフ発電機からの「ハミルトンはずみ車→大型静電気ベル(倒立型)→大型静電気モーター→蛍光灯点灯」の連続実験を成功させました。また,人体の一部を回路にした静電気実験も安全に留意して,楽しく演示することができました。(本校ブースでは,安全に留意した上であっても「感電体験」などは一切行っていません)
本校の高校理学部,附属中学理科部ではこれまでも連携した活動を行っていましたが,本年度はさらに連携を強め,中高一貫校の特徴を活かした活動を行っています。今回も,高校生不在のブースを中学生が運営,大盛況の中学ブースに高校生が応援に入る,など多くの協力がありました。
また,今回は中高合わせて45名を超える部員による3つのブースを,中高理学部顧問計3名が引率指導しましたが,加えて,中学理科部生徒の保護者の方々もブースの見守り等に当たって下さいました。保護者の皆様の御協力のおかげをもちまして,いずれのブースも安全に運営することができました。誠に有り難うございました。
大会への参加を通して,部員たちは実験内容の理解に加え,科学的なコミュニケーション力をも高めることができたと思います。今後も興味関心の幅を広げながら,探究活動に励んで下さい!