社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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11月20日(日)10時から17時まで,立命館梅田キャンパス(大阪市北区)にて,「トビタテ!留学JAPAN【高校生コース】」第2期派遣留学生秋季事後研修(大阪会場の第3日目・今回の参加生徒は49名でした。)が行われ,本校からは,この夏に「アカデミック(テイクオフ)」分野でイギリス・ケンブリッジに留学した山下美咲さん(1年生)が参加しました。
(研修内容の詳細は,これまで2回の記事を御覧下さい。3回目ですので,この記事では特徴的な点のみを記します。)
1回目の記事 11月 6日(1年生藤井さん)
2回目の記事 11月19日(1年生筒井さん) その1 その2
山下さんは研修が始まると積極的に手を挙げ,留学中の体験を全員の前で発表していました。・・・「高校生や大学生ばかりだと思っていた現地の語学学校には,幅広い年齢層の人々がおり,さらに国籍も多様でとても驚きました」「日本の学校の試験では細かい文法に気を使いながら英作文を行ったり,プレゼンでは事前に原稿を用意するなど周到な準備をした上で英語を話したりすることが多いのですが,現地の会話では単語を並べれば十分に理解してもらえました」「あまり文法的なことを気にし過ぎずに,“とりあえず言ってみればなんとかなる”ものです」と話していました。このように,現地で「生の会話」を体験することで,「英語を話す」ことに対する抵抗がかなりの程度で払拭されたことを熱弁していました。
次に,「私のトビタテ!体験」では,具体的に留学中のどういった出来事が自分を変えるに至ったのかを,3人グループで話し合いました。グループワーク終了後,全体に向けて一人一人がそれぞれの体験を語る中,山下さんは,各発表者の共通点に着目しました。それは,「どのトビタテ生も留学に行く前に必ず自らの常識をもとにした“想定”を持っているが,それが何かのきっかけで“裏切られた”時に大きく考え方が変わる」ということです。自分の体験を述べるだけではなく,参加者全体を俯瞰して意見を述べるということは,なかなかできることではありません。
参加した山下さんの感想です。
「今回の事後研修では,多くのトビタテ生と,留学経験や実行した・実行したいエヴァンジェリスト活動の内容をシェアすることで,自分の考えを深めることができました。ありがとうございました。」
本校からは今年度3名の生徒がトビタテ生として採用され,別々の日程でこの事後研修に臨みました。どの回も,同じファシリテータ(GiFTの鈴木氏)が同じ内容で進行して下さっています。生徒数も毎回50名前後でした。しかしながら,興味深いことは,研修の雰囲気がそれぞれの回で異なった,ということです。ライブ感あふれる“セッション”の中で,参加者のキャラクター相互の掛け算によって,毎回まったく異なるエネルギーの「うねり」が生み出されます。高校生ならではの柔軟な思考と,常識の枠組みにとらわれない自由な発想に,このようなうねりを生み出す機会を与えることで,今後大きな動きが醸し出されてくるように思われました。
「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は,明確な目標・目的とそれに対する情熱があれば誰でも応募することができます。そして,事前・事後の研修を通してしっかりと針路を見定め,言語化・明確化するとともに,多くの同期生や先輩後輩たちとのネットワークを構築することもできる手厚いプログラムです。明日の世界をつくる全国の若い高校生たちに,広く,等しく道は開かれています。“きみが留学する,という国家プロジェクト”に,あなたも参加しませんか?
意欲あふれる西京生の参加と,トビタテ!高校生コース1期生・2期生の皆さん(西京では計5名)のますますの活躍を期待しています!