社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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11月20日(日)12時30分から16時まで,京都銀行金融大学校桂川キャンパス(京都市南区)で行われました「第11回全国高校生金融経済クイズ選手権『エコノミクス甲子園』」京都大会に本校生2チーム計4人が出場し,うち1チームは決勝ラウンド進出を果たしました。
「エコノミクス甲子園」は,いわゆるクイズ王を決定する大会ではなく,また,単純に「お金を殖やすための教育」を目的とした大会でもありません。早い段階で「金融知力」を身に付けてもらうために,高校生たちに楽しみながら金融経済を学んでもらうこと,投機のテクニックではなく,金融経済知識を基礎から学んでもらうこと,またさまざまな団体が発行している金融経済教育のテキストを有効活用できること等を満たす“金融経済教育プログラム”として誕生しました。少しでも参加者の心の障壁を低くするために「クイズ大会」という形をとっており,応募者には学習教材が無料で提供されています。このように,世の中がどのような金融経済の仕組みで動いているか理解して読み解き,「自分のライフデザイン」や「自分とお金の関わり方」を考えてもらうきっかけを高校生に提供することを目的として行われています。
※金融知力とは
確定拠出年金(401k)の導入やペイオフの解禁などに象徴されるように,時代のパラダイムの大きな変化の中で,一人一人が人生における様々な機会で『自己責任』をより問われる社会となりました。そのような環境下で自立した消費者となり,生活者としてお金とどう向き合うか考える“豊かな人生を築くための人間力”のことです。
地方大会は全国各地の地方銀行などの金融機関が地域貢献として行っており,京都大会は,株式会社京都銀行の主催(共催:認定NPO法人 金融知力普及協会)で,今年初めて開催されました。
[その他概要]
・参加対象 京都府内の同一の高校に在籍する生徒
(1チームは2人一組)
※8校から16チームが出場
・内容 筆記クイズや早押しクイズ等に挑戦し,金融や経済につい
ての知識を競い合う
※単純な金融経済の知識でなく,新聞やニュースを元に
した時事問題や,お金に関するトリビア,より生活に
根ざした家庭科など,幅広く「お金」に関する知識が
問われる。
※優勝チームは,平成29年2月に東京で開催される全国大会)への
出場権が与えられ,全国大会で優勝するとニューヨーク研修旅行に
招待される。
[本校からの出場チーム](敬称略)
チーム名:竹田丸 村上美裕・柳澤里奈(1年)
チーム名:モヒョエルの会 徳田光紀・嶌本千紘(2年)
※使用可能文字の関係から,お名前の一部を近似した字体で表記して
おります。
西京チームは,事前に郵送されているテキストや政治経済の教科書などを熟読し,対戦に備えていました。
第1ラウンドは,50問の4択問題と1問の近似値問題の計51問をチームで解きます。休憩をはさんで第2ラウンドは,早押しクイズです。1グループ4チームで対戦し,3問先取の勝ち抜け形式です。西京2年生チームは,グループトップで勝ち抜けました。
第1・第2ラウンドの合計点上位6チームが,決勝ラウンドに進出です。2年生チーム(モヒョエルの会)が,第3位で決勝ラウンドに進出しました。(1年生チームは惜しくも敗退)
決勝ラウンドは,「株価変動クイズ」です。ボードクイズが10問出題され,正解すると得られる資金を元手に,一番多くの株式を購入したチームの優勝となります。(正解したときにしか資金を使って株式を購入することができません。)問題が進むにつれ難易度が上がり,正解して資金を得ることも,株式を購入することもできず上位との株式数に差がつき始めます。最終的には洛南高校と洛北高校との対決となり,洛北高校の「せんとらるず」が優勝しました。
残念ながら西京は優勝できませんでしたが,1年生チームも含め,来年もぜひ頑張ってほしいと思います。