社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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7月10日(金)6・7限の「エンタープライズII」で,2年生が今後「ゼミ」形式で取り組む「課題研究」においてティーチングアシスタント(以下,TAと略します)としてお手伝いいただく大学生・大学院生の皆さんの自己紹介を兼ねて,それぞれの研究内容を紹介するプレゼンテーションを行いました。
その中で,
・高校では解くべき課題が事前に設定されており,それを「どうやっ
て解くか」,という課題解決型の学習をしてきていると思うが,
大学では解くべき課題を自分で設定する,つまり「何を解くか」と
いう課題発見が研究のスタートとなる。これから行う課題研究も
まさにそのような活動。このようなプログラムを高校でできるのは
うらやましい。
・物事にはさまざまな見方や考え方がある。大学は,一面的に見るの
ではなく,さまざまな立場から検討し,情報の取捨選択と発信方法
を学ぶところである。
・大学では専門家の間でも争いがあることを学ぶ。結論そのものでは
なく,その結論に至ったプロセスが大事だ。
・大学で一番大事なことは「対話」(「会話」ではない)。これから
皆さんが取り組む課題研究でも,この「対話」で深めていくことが
重要。
・普段当たり前だと思っていることを問いなおす。疑問を言葉にして
いくことは,真理の追求のためには非常に重要である。
など,これから課題研究に取組むための基本的な姿勢を伝えていただきました。
2年生は次回の授業で所属ゼミが発表され,スーパーグローバルハイスクール(SGH)の取組の一環である「アジアの環境問題」を大テーマとする課題研究に挑戦します。この「環境問題」は,さまざまな切り口からアプローチできる課題です。10人のTAの皆さんの専門分野は本当に多岐にわたります。多くの助言や示唆も得ながら「答えのない課題」にエンプラ魂で立ち向かい,解決を目指していきましょう。今後の取組に期待しています。
ガンバレ,12期生!
[写真]
1枚目 TAの皆さんの紹介動画
(卒業生タケウチ・ユウイチさん[9期生]制作)
2枚目 TAの皆さんのプレゼンの様子