社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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12月27日(火)13時から15時15分まで,京都市会会議室及び議場にて行われました「議員と話そう!~京都市立高校生と京都市会議員による意見交換会~」に,本校2年生希望者8名を含む京都市立高校5校の生徒34名が参加し,市会改革推進委員として御活躍中の15名の市会議員の皆さんと意見交換等を行いました。
まず初めに,市会会議室にて,市会及び議員の活動内容の御紹介や参加者同士の自己紹介が行われました。寺田かずひろ議員(市会改革推進委員会委員長)から「広く市会のことを知ってほしい。そして若い人の意見を取り入れたいのでたくさん意見を言ってほしい。そして今日話し合ったことを発信してほしい。」と御挨拶がありました。
続いて参加生徒を代表して,本校の堀越花音さんから,「私は生まれも育ちも京都。京おんなです。京都の魅力を知り,それを世界に発信できる人材になりたいです。」と今回の意気込みを力強く述べました。
生徒たちは,「事前学習」として,観光政策に関連する市会での議論を読み込み,高校生なりの提案を考えて本日の意見交換会に臨みました。小テーマ(A:「魅力ある新たな観光メニューを作成しよう。」 B:「リピーター増加に必要な要素とそれを踏まえた取組を考えよう。」 C:「市民も観光客も共に快適に過ごせるために必要な要素とそれを踏まえた取組を考えよう。」)別に合計6つのグループに分かれて,他校の生徒や議員の皆さんとともにグループディスカッションを開始しました。最初は遠慮がちであった生徒たちも,議員の皆さんからの気さくな問いかけに,徐々に積極的に発言するようになっていきました。「京都の課題は何か」「混雑解消をどうすれば」「外国語を話す人を増やすには」など多岐にわたる話題に対して,高校生らしい対策が次々に検討されていきました。
50分のディスカッションの後,各グループから検討結果を発表しました。外国人に対してマナー喚起のためのうちわの配付を提案するグループ,バス停の効率化の検討やユニバーサルデザインをどんどん導入し,標識をピクトグラムにしていくことを提案するグループ等,多様な意見・提案が出されました。
全体を通して講評をいただいた後,議員の皆さまから,観光政策についての各会派の御意見を伺いました。
最後は,市会議場に場所を移して,「議場見学」と「議員への質問タイム」です。
「なぜヤジを飛ばすのか」等,高校生から出された多くの質問に議員の皆様が一つ一つ丁寧にお答え下さり,大いに盛り上がりました。
参加した生徒は,「選挙権年齢が18歳以上となり,高校生が自ら政治にかかわることが必要となってくる。今日は観光政策を通じて市会議員の皆さんと議論し,市政が身近なものに感じられた。この経験を周りにも広め,今後に生かしていきたい。」と言っていました。
生徒たちにとって大変貴重な経験となりました。市会議員の皆様,市会事務局の皆様をはじめ関係の皆様に厚く御礼を申し上げます。誠に有り難うございました。