社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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1月28日(土)13時から17時まで,京都市立京都堀川音楽高校・音楽ホールにて,「第3回京都市立高等学校英語プレゼンコンテスト」(主催:高等学校コンソーシアム京都・京都市立高等学校教育研究会英語部会・京都市教育委員会/後援:京都市立高等学校校長会)が行われ,市立高校各校から,個人発表の部11名,グループ発表の部7グループ16名の合計37名(のべ)が参加しました。
これは,日本の歴史・社会・文化に対する深い教養をもとに,自分の意見や考え,社会や世界で現在問題となっていることについて説得力を持って英語で伝え,相手を動かしていけるような力強い発信能力を持った,将来グローバル社会でリーダーとして活躍する生徒の育成をめざし,生徒たちに発表の場を与えるために実施しているものです。
本校からは個人の部2名,グループ発表の部1組(2名)の合計4名が参加しました。どの生徒も学習や部活動等に忙しい中,早くから構想を練り始め,高校生ならではの日常に対する素直な想いをいかに言葉にするか,あれこれと試行錯誤を繰り返し,何度も練習を積み重ねて素晴らしいプレゼンテーションを完成させました。
本校からの出場生徒と発表の概要等です。
【個人発表の部】(発表順)
田 口 愛さん(1年6組)
タイトル:「The Educational System in Japan」
(日本の教育システムについて)
我が国の公教育におけるEqualityとEquity(平等性と公正性)をテー
マに,現代教育が抱える様々な課題に深く切り込み,提言を行いまし
た。
南 出 和さん(1年6組)
タイトル:「New Communication Tool」
(新しいコミュニケーションツール)
日本のアニメのタイトルやそこに出てくる単語が世界中に広く流布し
た結果,新たなコミュニケーションツールとして機能しているという
側面に着目しました。
【グループ発表の部】
グループ名:Ensemble(アンサンブル)
メンバー:藤原さつきさん(1年2組)・江口敦哉さん(1年3組)
タイトル:「Custom of JK」(JKのたしなみ)
JK(女子高生)の間で人気のあるプリクラの加工機能に着目し,他
者からの承認欲求という社会学的なテーマに取り組みました。惜しく
も入賞とはなりませんでしたが,実際にプリクラを撮りに行って加工
した自らの写真と通常の自分を比較する等の工夫で,会場を大いに盛
り上げました。
プレゼンコンテストの後には,京都市立高校「グローバルリーダー育成研修」(平成28年7月23日~8月7日/イギリス)参加者32名(うち,西京生は7名です)による報告会も行われました。イギリスでのレッスンやアクティビティ,現地で学んだことや経験したことを,一つのストーリー仕立てで6つのグループに分かれて発表しました。
京都市立高等学校教育研究会英語部会(略称:市高英研)会長の竹田昌弘先生(本校校長)は最後の挨拶で,「英語の果たす役割は近年加速度的に大きなものになり,プレゼンの形態もここ数年の間に2次元から3次元へと変化した。プレゼンのように何かを伝える力がますます重要になってきている。」「高校生が日頃抱えているそれぞれの思いを発信できたことはとても良かった」とおっしゃっていました。
コンテスト,研修報告いずれの発表においても,高校生ならではの率直な思いをしっかりとスピーチにまとめ,様々な工夫を凝らして堂々と発表していました。外国語を用い,広い舞台で胸を張り自分の思いを伝えるという経験は,単なる語学の訓練を越えた大変有意義な機会になったことでしょう。これらの経験を学校の友人に伝え,ますます互いに刺激し合い,高め合える関係を築いてくれることを期待しています。
最後に,主催者をはじめとして運営に携わって下さいました関係の皆様,参加者及び御指導下さいました先生方,御観覧の皆さますべてに,感謝とお礼を申し上げます。
[結果]
個人発表の部 優 勝 田 口 愛 さん(1年6組)
準優勝 南 出 和 さん(1年6組)