社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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1日目
ベトナムコース(生徒38名,教員4名)は,3月5日(日),ホーチミン・タンソンニャット空港でトランジットをしてカンボジア・シェムリアップ空港に到着しました。“少し揺れたかな?”とも思いましたが,飛行機酔いにも負けず,みんな元気です。
ホテル到着後,ホテルのプールサイドでアプサラダンスを見ながら,クメール料理の夕食を堪能しました。
明日は,「アンコールワット朝日鑑賞」から行程が始まります。長旅の疲れを今晩しっかりと取り,現地での活動を最高のものにしたいと思います!
2日目
ベトナムコースの2日目(3月6日[月])は,世界的に有名な「アンコール・ワット」での朝日観賞から始まりました。幸い天候にも恵まれ,朝霧のかかる神秘的な雰囲気の中,800年の歴史を感じながら皆で御来光を拝みました。
午後からは,カンボジアの人身売買問題に立ち向かう「かものはしプロジェクト」の仕事現場を見学させていただきました。実際に同プロジェクトで働くカンボジア人女性のお宅にもお邪魔し,日本のような物質的豊かさは無いながらも,明るくたくましく生きる現地の方々のお話に,生徒たちはしみじみと聞き入っていました。また,夕食後にも日本人スタッフの方々のお話を伺うことができ,人との出会いを大切にしながら主体的に働き続けるお姿に皆感銘を受けていました。
明日は再びアンコール遺跡を訪れた後にベトナムに移動します。東南アジアの暑さにも負けず,元気に行ってきます!
3日目
3日目(3月7日[火])の午前中は,前日の「朝日観賞」の折に少しだけ見学したアンコールワットとタ・プロム寺院の見学を行いました。連日30度を超える暑さの中ですが,生徒たちは積極的にガイドさんの話を聞いていました。時間の無い,慌ただしい中での見学であり,あっという間のカンボジア旅行をみんな名残惜しそうにして,ホーチミンに向かいました。
ホーチミン到着後,市内でも有数の賑わいを誇る「チョロン地区」での研修を行いました。ホーチミンの交通量に驚きながらも,絶えずバイクが流れている横断歩道を無事に渡り,自分たちで目的地を回ることができました。
本日の夕食は,サイゴン川のディナークルーズです。美味しい食事に舌鼓を打ちつつ,クルーズを楽しみました。
4日目
本日(3月8日[水])は,ベトナムコース最大の山場となりました。
午前中,生徒たちは「ツーヅー病院訪問」「マリキュリー高校との交流」のいずれかのアクティビティを選択しています。
ホーチミン市立ツーヅー病院は,下半身がつながった結合双生児として産まれたグエン・ベト[兄]ちゃんとグエン・ドクちゃん[弟]の,ドクさんが勤務されている病院です。
当初はドクさんによる講演が予定されていましたが,残念ながらご病気のためキャンセルとなってしまいました。施設内を係の方に院内を案内していただいた後,先日の校内募金活動で集まりましたお金(\55,000円)をお渡ししました。(今回の活動に協力して下さいました多くの生徒・保護者・教職員の皆さん,誠にありがとうございました。)寄贈式の後には,枯葉剤の影響でいまなお後遺症に苦しむ子供たちと交流することもできました。一人一人がさまざまなことを感じ・考える時間となりました。
マリキュリエ高校との交流では,最初にお互いの学校紹介プレゼンテーションをしました。折り紙をしたり,ベトナムの民芸品を一緒につくったりして交流した後,締めくくりに校内を見学させていただきました。終始楽しく,充実した交流の時間を過ごすことができました。
昼食会場で全員が合流した後,再びマリキュリエ高校を訪れ,高校生のバディたちとともにホーチミンの街でB&SによるFWを行いました。フレンドリーに,高い語学力をもって接してくれる現地高校生の姿に,生徒たちは大変感銘を受けたようです。
夕方,短時間でしたがホテルから徒歩5分のベンタン市場に行きました。とても広い市場なのと人が大変多いということに,皆ビックリした様子でした。
短い期間でしたが,生徒たちは少したくましくなったように感じます。
明日はいよいよ最終日です。今まで培った力を全員が存分に発揮してくれる活動となることでしょう!
5日目
最終日の今日(3月9日[木])は企業訪問からのスタートです。2つのグループに分かれて,グローバルサイバーソフト様,ワタベウェディング様を訪問させていただきました。このうち,グローバルサイバーソフト様では,実際に勤務なさっている方々のデスクを見学させていただいたり,ゲーム形式でコンピュータ用語を勉強したりと,大変活発に時間を過ごさせていただきました。
今後,さまざまな体験や小さな失敗をたくさんすることが社会で活躍するために必要なことだということを痛感しています。貴重な時間をつくって下さいました2社の皆様にあらためてお礼申し上げます。
企業訪問後,ショッピングモールで地元の人たちの生活の様子を感じながら昼食をとりました。
その後,「戦争証跡博物館」を訪れました。生徒たちは,悲惨な状況を示す多くの写真や資料を食い入るように見つめており,中には涙で声を詰まらせる生徒もいました。平和の大切さについて身をもって感じ,あらためて平和を守る決意をしました。その後,ドンコイ通りを散策し,短時間でしたが旅行気分を味わいました。
ベトナム最後の夕食会場では,フィールドワーク委員に委員以外の生徒から感謝の寄せ書きが手渡されました。フィールドワーク委員の生徒たちは,準備のときからここまで本当によく頑張ってくれました。さまざまなことがあった5日間でしたが,生徒は確実に多くのことを吸収しました。この経験を今後の糧にしていくでしょう。
保護者の皆様をはじめ関係する皆様方におかれましては,本取組への御理解・御協力を賜りまして,心から感謝申し上げます。
今回の成果を5月のFW発表会などで発信し,各自の成長につなげてくれるものと思います。
今後に期待しています!