社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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1日目
インドネシアコース(生徒35名,教員3名)は,3月5日(日),無事ジャカルタ(スカルノハッタ)国際空港に到着しました。全員元気です。
ジャカルタは,気温31度で,天候は曇り。日本と違って蒸し暑いです。今日の夕食はインドネシア料理です。とてもスパイシーで,初めての味に皆感動していました。
現地時間21時30分,ボロブドゥールホテルに入りました。素敵なホテルに,皆驚いています。今夜はゆっくり休んでしっかりと英気を養い,明日からの行程に備えます。
明日は,モナス周辺でのFWと,交流校であるプナブル高校へ行きます。
2日目
2日目(3月6日[月])の朝は,雨の予報だったのですが,晴天のもとに迎えることができました。
午前中はこれまで準備を続けてきた,モナス(独立記念塔)周辺の班別FWを行いました。交通量の多いところで車の種類・数等を観測する班や,キリスト教大聖堂で現地の方にインタビューする班など,それぞれの班が,物怖じせず,自分たちの立てたテーマについての調査にしっかりと取り組むことができました。集合場所が急遽変更になるということもありましたが,そこは西京生の培ってきた“場と状況の判断力”によって,難なく乗り越えることができました。全員怪我もなく,現地フィールドワークを終了しました。
次にグランドインドネシアモールを訪れ,班ごとに好きな店に入り,昼食をとることとなりました。特に人気が高かったのは丸亀製麺です。日本と味がどのように違うのか興味がありましたが,ほぼ日本と同じ味だということが判明しました。
午後からは,昨年度から交流しているプナブル高校へと向かい,学校交流が始まりました。
講堂に迎え入れていただき,セレモニーが始まりました。プナブル高校の生徒による伝統舞踊の披露はとても迫力があり,感動しました。西京生によるプレゼンテーションでは,日本・京都そして西京高校について説明しました。お互いの学校紹介や記念品交換を通して,さらなる友情を確認しました。
交流班が考えたゲームの最中にテレビ会議システムを通じて竹田校長が登場した瞬間,両校の生徒たちは一層盛り上がりました。
グループごとに英語によるディスカッションも行いましたが,当初予定していた30分間ではがとても時間が足りず,生徒たちはもっと続けていたいようでした。
交流会で打ち解けた後,生徒たちはプナブル生とともにセントラルパークモールに移動してB&Sを行い,さらに友情を深めることができました。
プログラム終了後,生徒たちは再会を誓い,名残を惜しみながら学校を後にしました。
本日の夕食は,中華料理です。とても食べやすく,すべてのグループでほぼ完食しました。
昨日と違い,20時前にはホテルに入り,明日への鋭気を養います。
一日を通して,全員が元気に活動することができました。
3日目
本日(3月7日[火])は午前中に,パナソニック・マニュファクチュアリング・インドネシアの工場見学をさせていただきました。お忙しい中,御対応賜り,この場をお借りして深く感謝申し上げます。誠に有り難うございました。
初めに,インドネシア経済の状況,パナソニックのマーケティング,工場の概要説明を伺いました。次に,ポンプやクーラーの製作ラインの見学をさせていただきました。見学終了後には質疑応答の時間があり,生徒からの質問に対して熱心にお答え下さいました。生徒たちは,本当に多くの気づきをいただくことができました。重ねて厚く御礼申し上げます。
次に,国立ブカシ第二専門学校訪問です。我々が訪れると,全校生徒1500人が出迎えて下さり,ウェルカムダンス(伝統舞踊)等のセレモニーが行われました。
教室に移動後,EmpekとTekkanと呼ばれる南スマトラの料理をいただきました。こちらでも伝統文化の披露があり,生徒たちは大変感動していました。
西京生たちも,昨日に引き続いて「大地讃頌」を高らかに歌い上げ,賞賛のお言葉をいただきました。その後,各班の交流が行われ,さらなる友情を深めることができました。校長先生からは「これからも交流を続け,インドネシアと日本を結びつけるような深い友情を築きましょう」との言葉をいただきました。
そして最後に,いよいよインドネシアコースの目玉とも言える,ごみ最終処分場の見学です。写真ではなかなか伝えきれない光景が広がっていました。ごみを運搬するトラックの数の多さ,何よりそこで生活を余儀なくされている方々の姿,ごみをかきあげるショベルカー。かきあげられたゴミに群がる人々。ショックでした。
ただ,感じてほしいことは,我々が住んでいる“日常”が当たり前なのではなく,数多くの“非日常”が世界各地には存在しているということです。まさに五感に飛び込んでくる言語を超えたすさまじい光景の広がりを前に,生徒たち一人一人が言葉にできない何かを感じ,そしてこれから何を知らなければならないか,何をなすべきかを考える契機になったことでしょう。
日本を発つ前は,天気予報ですべて雨マークがついている状態でしたが,雨季にも関わらずまったく雨は降っておりません。今日初めて夕食会場に向かう途中スコールに見舞われましたが,会場に到着するころには小降りになっており,濡れることはありませんでした。明日もこの調子で天候に恵まれれば,と思っています。
本日も21時前には全員無事にホテルに戻り,生徒たちは明日への準備をしていました。コースのまとまりが日を追うごとに大きくなってきています。
明日はデンパサールへ飛びます。
4日目
本日(3月8日[水])は朝6時40分にホテルを出発し,スカルノハッタ国際空港からデンパサールへ移動しました。12時30分,定刻通り全員バリ島に無事到着することができました。
到着後,バリ島の伝統的な村を訪問し,農村体験を行いました。そこでは,村長さんの家を訪問し,民家の見学,そしてバナナの天ぷらや本場のジャワティーをご馳走になりました。また,村長のパギさんのご家族の子どもたちとも楽しく触れ合うことができました。
この村の田園風景は,昔の日本のような,どこか懐かしさを感じさせてくれるものでした。実際になっているグアバやヤシの実をいただく等する中で,都会の喧騒の中(ジャカルタ)でこれまで活動を行ってきた生徒たちにとって,昨日までとは一転した,のんびりした“バリ島の暮らし”を心から楽しむことができたようです。
夕食は,ホテルの近くのイタリア料理でした。とてもおいしくいただくことができました。
明日はいよいよ最終日。班別FW等,盛りだくさんの行程が引き続き待ち構えていますが,皆無事に帰国します!
5日目
本日(3月9日[木])は,早朝6時から,FW委員会企画として,浜辺に朝日を見に行きました。曇天でしたが,雲の隙間から昇りゆく太陽の光を確認することができました。
午前中,まずはデンパサールのクレネン市場に向かいました。狭い空間の中に数多くの商品を陳列している屋台が多く,地元の人々の活気に溢れる場所でした。
市場を後にし,「ウブド」にて,本研修2度目の班別フィールドワークを実施しました。(あまりにも気温が高かったため,生徒たちの体調も考慮して,当初設定していた行程よりも短めにしました。)
昼食後,レストランのすぐ近くにあるマス村へ移動し,文化体験をしました。
民族舞踊体験,木彫り,お供え物作り,ガムラン演奏,絵画体験と多岐にわたる文化体験を通して,バリの文化に少し触れることができました。
暑さ等のために体調を崩す生徒もいましたが,それぞれ回復に向かっており,3月10日午前0時過ぎ現在,全員無事に搭乗を待っています。
保護者の皆様をはじめ関係する皆様方から本取組への御理解・御協力を賜りまして,心から感謝申し上げます。今回の成果を5月の海外FW発表会などで発信し,各自の成長につなげてくれるものと思います。
今後に期待しています!