社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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3月19日(日)10時から17時まで,関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス(兵庫県西宮市)にて行われました「全国スーパーグローバルハイスクール(以下,SGHと略します。)課題研究発表会・SGH甲子園」(主催:関西学院大学・大阪大学・大阪教育大学/協力:早稲田大学)に,2年生18名が参加しました。
この発表会には全国のSGH校及びアソシエイト校計84校から234チームが参加しており,総勢約2,000名以上の学校関係者や高校生たちが課題研究の成果を共有する場となりました。
本校からは,2年生全員必修の「エンタープライズII」のプログラムの一つである「SGH課題研究」の中から選抜された5チーム(計18名)の生徒たちが朝7時に学校に集合し,堀川高校からの参加生徒(10名)とともに,貸切バスで関西学院大学に向かいました。
到着するとすぐさま「課題研究ポスター発表」の各会場(G号館1~3階の4教室に分散して割り当てられていました)で発表準備を行い,グループ内で最終の打ち合わせをすませた後,中央講堂での開会式に臨みました。
10時から中央講堂にて行われた開会式では,主催者や来賓の挨拶の後,参加各校の代表制が勢ぞろいし,決意表明をしました。これ以降のプログラムは,次の通りです。
1「課題研究プレゼンテーション(口頭発表)」
時間帯: 11時00分~14時45分
発表時間: 各チーム30分ずつ
発表チーム数:25チーム
(5チームずつ5会場に分かれて実施)
2「課題研究ポスター発表」
時間帯: 11時00分~14時35分
発表時間: 各チーム15分ずつ
発表チーム数:209チーム
(4~8チームずつ27会場に分かれて実施)
3「グループディスカッション」
時間帯: 11時00分~14時45分
テーマ: 3
参加者数等: 18名(1テーマ6名×3)
※発表終了後は,審査の時間を利用して,「高校生交流会」も行わ
れました。
「フェアトレード」「多文化共生」「待機児童」「AI」等,実に多岐にわたるテーマで発表が行われ,質疑応答では,高校生同士のみならず,高校や大学の教員からも質問が出され,議論が深められていきました。
本校から出場しました「課題研究ポスター発表」5チームのテーマ及び発表者は,次の通りです。(敬称略/いずれも2年生/当日3名が欠席)
西京高A
隠岐島前地域の課題解決を通じた地域社会への参画のあり方の提案
嶌本 千紘/江ノ畑 龍一/田中 優羽/村瀬 里帆/吉田 詩子
西京高B
望ましい人間・AI融合社会の構築
-『雇用の未来』から「シンギュラリティ」を考察する-
寺前 亮佑/江口 仁/藤井 健太/佐藤 琉生
西京高C
高校生の過ごしやすい環境
-より快適な学校生活をめざして-
古谷 昇/田中 智敬/齊藤 日菜/加藤 澄晴
西京高D
いじめを思考する−いじめ問題の諸相
藤原 諒太/中尾 茜/西迫 瑠衣/三品 皓平
西京高E
なぜ花粉症の子どもたちは増えつづけるのか。
野口 響希/三浦 一輝/森下 奏/山本 綾音
どの回にも聴衆として多くの方がお越し下さり,生徒たちにとっては,非常に発表しやすい環境だったのではないでしょうか。質疑応答も活発に行われ,学校では気づかなかった観点に気づいたり,データの脆弱さを指摘されて返答に困ったりということがあり,本人たちは“完成させた”と思っていた論文でしたが,まだまだ改良の余地があることがよく分かったと思います。また,自分たちの主張に感心・共鳴していただく等,発表者冥利に尽きる場面もありました。
16時から再び中央講堂にて行われた表彰式・閉会式では,代表に選ばれたチームによるエキシビション(発表)があり,他校のレベルの高さに感心するとともに,多くの学びを持ち帰ることができました。
この日,学校に到着したのは午後7時30分と大変遅くなってしまいましたが,生徒たちは充実した一日を過ごすことができたようです。
貴重な機会を設けて下さいました関係の皆様に,厚く御礼を申し上げます。
参加生徒の皆さんは,この経験を糧に,聴衆に応じたプレゼンテーション力や当意即妙のコミュニケーション力・対応力を一層磨いて下さい。期待しています!