社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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6月2日(金)6,7限,エンタープライズ2(EP2)の様子です。6限は,海外FWコース別活動の最終日でした。海外FW全7コースに分かれ,各コースでこれまでの取組,先週行われた発表会等の総括が行われました。
インドネシアコースでは,最後に付き添い教員鵜飼先生と岩佐教頭より,総括のお言葉をいただきました。鵜飼先生からは,「どこかでまだ自分はできると思い込んでいる節がある。大人や教員,そして友人から言われたことを素直に受け止める素地を育むこと。」岩佐教頭からは,「2年生である今,失敗を恐れず目標を定めどんどんチャレンジすること」「別れは,出会いの始まり。次のゼミ活動での活躍を期待しています。」と激励されました。最後には,なんとサプライズで教員向けに色紙がプレゼントされました。全員で協力し,過酷な行程をこなし,FWレポートを書き上げ達成感を感じつつも,どこか寂しい思いがありました。
7時間目の前半は,2年全員が7階大講義室に集合し,EP2課題研究の各ゼミおよびティーチィングアシスタント(TA)の大学院生の皆さんの紹介が行われました。まず,冒頭に学年主任地蔵先生からは次のお言葉をいただきました。「海外FWでは,実際に現地に行き調査をした上でレポートを書き上げるという,どちらかというと行動を伴った活動であった。一方で,これから行う課題研究では,頭を使っていく作業となる。その時に大切にしたいの,背景を理解し,正確な情報を自分で確認したうえで「問い」を設定すること。」生徒たちは,課題研究という未体験領域に不安をいだきつつも,とても関心をもって地蔵先生の話に耳を傾けておりました。
次に,各ゼミの教員とTAさんの紹介です。TAとは,Teaching Assistantを意味し,大学院で研究をされている学生の方が,アシスタントとしてゼミ活動に参加して下さます。人文科学ゼミ,情報学ゼミ,社会科学ゼミ,経済学ゼミ,国際学ゼミ,健康科学ゼミ,生命科学ゼミ,環境科学ゼミの順番で紹介が行われました。そのあと,TA代表の丸山さんから,ご挨拶をいただきました。
丸山さんは,「自分の関心に基づいて,どのように文献を探していくか。そして,調べていくうちに,最初の問いが見失われることがある。そのような時には積極的に議論をし,自分の関心について語ることによって,まとめあげていくことができる」と仰っておりました。全体のアッセンブリ―が終わってからは,ゼミごとに各教室に入り,ゼミ活動の簡単な導入が行われました。
社会科学ゼミでは,次回までの宿題として,中央に「社会」とだけ書かれたA4の紙一枚が配布されました。あらかじめ与えられた「問い」に対して解を与えることには一定程度慣れている生徒たちですが,EP2課題研究では,自ら「問い」を作り出さなければなりません。何を問題化して,どのような仮説を立て,検証していくか。さらにそれをどのように「伝える」か。試行錯誤を繰り返しながら,「課題研究」に取り組んでください。
2年生の大きなチャレンジが始まりました。生徒,TAさん,そして教員が,ともに学び一丸となって頑張っていきます。
写真上 インドネシアコース
写真中 大講義室での地蔵先生のお話
写真下 ゼミの様子