社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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京都へ帰還した翌週に,参加した3名は校長室を訪問し,校長に今回の活動内容を報告しました。まちづくり甲子園へ参加した動機や他校生とのチームでの活動,提案した解決策の内容などを,竹田校長と岩佐教頭に報告しました。竹田校長からまちづくり甲子園の満足度を尋ねられた参加生徒が,いずれも事前の期待を大きく超える活動内容であったことを楽しげに語っており,遠路はるばる隠岐へ向かった成果を感じました。以下,まちづくり甲子園へ参加した生徒の感想です。
・漁船に乗せていただいたり,漁師さんにお話を聞かせていただくうちに,隠岐島という素敵な島を何とか有名にしたいという思いが芽生えました。他県の高校生との交流も刺激的でした。楽しかったことも大変だったことも含め,非常に濃密な3日間でした。
・まちづくり甲子園の活動グループはリーダーをあえて決めなかったため,自由に発言することができましたがグループの意見が一つにまとまりにくかったり,深い話し合いをすることができなかったりしました。より良い話し合いをするために発言後次の人に話をふるなどの工夫することの大切さを学びました。
高齢化で困っている,Iターンで成功したなど3島の事情は全く異なっていました。島前の課題や成功例を含めもっと多くの人に隠岐の島について知ってもらえるような取り組みをしたいです。集中してできたというよりも自然と集中してしまうような内容だったので非常に楽しめました。
・初めて顔を合わせた人たちに自分の意見を伝えることは,正直抵抗がありました。でも,はじめに決めたグランドルールの存在や,全員が全員の意見を尊重しようという思いを持っていたので,自分の素直な意見を伝えることができました。内容に関しては,京都とは全く違う環境で,抱えている問題も全く違ったので,とても難しかったです。
京都と隠岐島前地域を比べてみて,京都は世界的にも有名で,観光スポットも四季を通じてたくさんあって,観光業ではあまり苦労していないけれど,隠岐島前地域のように,人と人との繋がりや,人の温かい心を感じる機会が少ないと感じました。
また,私はまちづくり甲子園を通じて自分自身の成長を実感しました。コミュニケーション能力や思考力,プレゼン能力など,必ず将来役立つ力を育むことができました。まちづくり甲子園で経験したこと,感じたこと,感じた思いを忘れずに,もっともっと社会人力をつけられるよう,頑張って行きたいと思います。